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(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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(続)格好が・・・ 78

翔平はまず、麻酔で眠らされた後、気がついたときの状態について、正確に答えるよう、瑞穂と卓也に証言を求めた。それに対し、卓也は全裸、瑞穂はパンティー1枚のみの格好で、それぞれ後ろ手に縛られた状態で転がされていたことを話した。

翔平は続いて、どちらが瑞穂と卓也を脱がせたのか、麗奈と健次を尋問した。それに対し麗奈が、
「卓也くんも瑞穂さんも私が脱がせました」
と答えた。
瑞穂を脱がせた際、パンティーだけ残したのはどういうわけかという問いに、
「健次が、俺の手で脱がせる楽しみに残しておけって言ったんです」
と麗奈は話した。

「間違いないか?」
翔平は健次の顔を睨みながら尋ねた。
「ああ。そのとおりだぜ」
健次はふてぶてしい態度で答えた。
「その女、パンティー剥いでみたらおマンコがツルツルでよ。それでもってペロペロ舐めてやったらアンアン喚いて白いお汁漏らしてよ…あははは…」

「やめてえぇぇ…」
瑞穂が両手を両耳に当てながら叫んだ。
「菅野」
卓也が健次に殴りかかる。

「待て!」
翔平が卓也の腕を掴んで制止した。
「瑞穂さん、大丈夫?」
直美が瑞穂の傍に寄り、声を掛ける。
「もうそのくらいにしといたほうが…」
瑞穂の隣に寄り添う美幸が翔平の方を向いて言った。
「そうだな」

麗奈と健次は警察署に連行されることとなった。健次は翔平に手錠を掛けられた。
「麗奈ちゃん」
美幸に腕を引かれる麗奈に真澄が声を掛けた。
「貴女の気持もわからないではないわ。でもね…」

 「あなたは、やってはいけないことをした」
 真澄は悲しそうな眼で麗奈を見て、そう言った。

 警官二人は麗奈と健次とともに部屋の出口に立つ。
 「では、必要な場合に、またご協力いただくこともあるかもしれません。その時は、よろしくおねがいします」
そう美幸が言うと、4人は会議室を出て、玄関へ向かって歩いた。直美は見送りの為、彼らの後を追った。
玄関を出て、駐車してあったパトカーニ乗ろうとする翔平に直美が声を掛けた。
「じゃあ、須藤さんのこと、よろしくね」
「ああ、わかった。じゃあな」
翔平たち4人を乗せたパトカーは走り去った。

この夜、瑞穂は卓也の家に泊まることになった。あの様な目に遭った直後、2人共、今夜は互いに一緒にいる方がいいだろうという、真澄と和美の配慮だった。
「ありがとう。おば様」
瑞穂は伯母達の気遣いに感謝した。そして、アメリカにいる両親には、この度の事件については知らせないで欲しいと伝えた。
帰り際、瑞穂と卓也は、明日はちゃんといつも通り登校すると、直美や瑠璃に話した。

卓也の家に着くと、瑞穂はすぐにバスルールに入った。そして、スポンジを泡立て、身体を磨き始めた。
胸、腕、脇、腹と磨き、やがて、陰部の割れ目が目に入った途端、瑞穂はドキッとなった。つい数時間前、そこを健次に散々舐めまくられ、白濁の液を溢れさせた記憶が脳裏をよぎった。

「いやあぁあ…いやあいやあ……」
瑞穂は悲鳴を上げ、手にしたスポンジで、勢いを込めて自身の陰部を繰り返し擦る。
「いやあいやあ…いやあぁあ……」
大声でわめきながら、力を込めて陰部を繰り返し擦る瑞穂。健次に一物を挿入させられることは免れたとはいえ、そこを舐められ喘ぎ悶え、白濁の汁を漏らした、その事がおぞましかった。

「瑞穂!」
そこへ、全裸の卓也が浴室に入って来た。
「卓也!」
卓也が入って来たのを確認すると、瑞穂は擦る手を止め、スポンジを床に放った。そして、正面から思いっきり卓也の身体に抱きつくと、彼の唇に口付けをした。

「んん…んんん…」
卓也も瑞穂を抱き返し、互いに熱いキスを交わす。瑞穂の目から涙が溢れ、頬を伝わった。
「どうして泣くの?」
「卓也…ごめんなさい…」
「どうして謝るの?」

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