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(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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(続)格好が・・・ 65

その頃、須藤麗奈は中学時代の同級生の菅野健次と偶然再会し、某歓楽街の喫茶店にて、向かい合って話をしていた。この出会いが麗奈によからぬ気を起こさせた。
麗奈は健次にスマホの画面を示した。
「ふーん!これが大沢の女か」
「そうなの。この女のこと、メチャメチャに犯して欲しいの。それも卓也の見ている前で…」
画面には瑞穂の顔が写っていた。

中学3年の7月、素行不良の健次は女子生徒を手込めにしようとして卓也に見咎められ、歯向った健次は卓也に軽くねじ伏せられた。それからすぐ健次は転校した。健次は現在、偏差値の低い公立高校に通っている。

「オッケー。引き受けるぜ」
「じゃあ、連休明けということで。私が手引きするから」

卓也と瑞穂は麗奈の悪巧みを知る由もなく、波のプールにウォータースライダー、流れるプールなど、楽しい1日を過ごしていた。
卓也「そろそろ帰ろうか?」
瑞穂「うん。おばさん達もパーティーの仕度して待ってるでしょうね」
2人のスマホにはそれぞれ、午後6時までに戻るようにという内容のメールが送信されていた。2人は午後5時頃、レジャー施設を出た。

リゾートマンションに戻ってみると、卓也の両親、それに、瑞穂の伯母の和美とその夫の誠が来ており、パーティーの準備を進めていた。和美と誠の夫妻は麗美の両親で、両親と離れて暮らしている瑞穂の保護者である。
そしてこの夜、6人で瑞穂のバースデーパーティーを始めた。

「瑞穂ちゃん、お誕生日おめでとう」
「ありがとう。伯母様」
和美の祝福の言葉に瑞穂は礼を言った。
「それじゃ、瑞穂ちゃんの18歳のお誕生日を祝って乾杯」
卓也の母の真澄が乾杯の音頭を取った。
「瑞穂、誕生日おめでとう」
乾杯しながら卓也が言った。
「ありがとう。卓也」

それから、瑞穂にプレゼントが渡されることとなった。
まず最初に卓也がプレゼントを渡した。
「何かしら?」
瑞穂は箱を開け、更に中の袋を開けた。
「あら!」
その中身は純白のレオタードだった。
「瑞穂、新体操部の子が着ている様な白いレオタードを着てみたいって言ってただろ」
「ありがとう!」
瑞穂はトレーニング用に、赤、青、黄、ピンクと、4着のレオタードを持っているが、白いのも欲しいと思っていた。

「後で試着してみるね」
「それと、これ…」
卓也は紙包みを瑞穂に手渡した。瑞穂は受け取った包みを開く。
「これは!」
その中身は白いヘアバンドだった。
「瑞穂って以前、よく白いヘアバンド付けてたよね」
「え、ええ…」
「今ここで付けてみてよ。昔みたいにさ」
「うん」
瑞穂は卓也の目の前でヘアバンドを付けた。
「可愛いぜ!よく似合ってる」
卓也に言われ、瑞穂は恥ずかしそうにうつむく。

瑞穂はこの後、真澄から黄色と白のツートンの半袖ミニのワンピースを、和美から白いロングブーツを贈られた。
「伯母様、ありがとう」
「あと、アメリカの御両親からプレゼントが届いてるわよ」
和美は瑞穂に、両親からのプレゼントとして、大きな荷物が白河家に届いている事を告げた。
「帰ったら開けてみなさいよ」

それから、卓也の父の伸也が1つの小箱を手にし、隣り合って座る卓也と瑞穂に示した。
「これ、卓也と瑞穂ちゃんに贈ろうと思って買ったんだけど…」
伸也は、フライト先の国の或る町のアクセサリーショップで見つけ、卓也と瑞穂への土産として買ったと話した。
「何かしら?」
瑞穂が箱を開けてみると、同じデザインの2つの小物が入っていた。
「何だい、これ?」
卓也が尋ねた。伸也は説明する。
「それはペアのヘソピアスだよ」
「「えーー!?」」
驚く卓也と瑞穂。伸也の話によると、そのヘソピアスには、愛し合う男女が一緒に付ければ、いつまでも幸せに結ばれるという言い伝えがあるとのことである。

「ヘソにピアスなんてちょっと…なあ」
卓也は渋い表情で呟き、瑞穂の顔を見つめた。
「いいじゃない、ヘソピアスぐらい。卓也とお揃いなら、私、喜んで付けるよ」
瑞穂は笑顔で言った。
「瑞穂がそう言うなら…」

すると誠が、
「よし。それじゃ、俺に任せとけよ」
白河家では美容整形クリニックを開業しており、誠は美容整形外科の医師である。
「ええ。よろしくお願いしますね、伯父様」

それから、全員で楽しい食事の一時を過ごした。真澄と和美が用意した料理をみんなはおいしく味わった。
食事を終え、後片付けを済ませると、瑞穂は自分の部屋に入り、卓也からプレゼントされた純白のレオタードに着替えた。そして、そのレオタード姿で、みんなのいるリビングに姿を見せた。

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