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(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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(続)格好が・・・ 56

パーティには麗美も来ていた。
「イメージチェンジにいいんじゃないの?卓也くん、ホワイトスパークのイメージを払拭したいって言ってたじゃない」
「うん!」
麗美の言うことに頷く卓也。
「そうね。いつまでもホワイトスパークのタッくんじゃないもんね」
母の真澄が微笑みながら言った。

「それじゃ、卓也の16歳の誕生日を祝って乾杯」
卓也の父の伸也が乾杯の音頭を取り、それから食事となった。卓也と瑞穂は隣り合って座っている。

「ねえタク坊」
「何だい?」
「いつまでも…ずっと私のこと見つめていてね。…タク坊って女の子にモテモテだから、ちょっと不安なの」
瑞穂は卓也の顔をじっくりと見つめながら言った。すると、
「卓也、瑞穂ちゃんを泣かしたりしたら駄目だぞ」
2人の正面に座っている伸也が卓也に言った。
「大丈夫さ。瑞穂姉ちゃんは俺にとって一番の存在だよ。これからもずっと…」
卓也は晴れ晴れとした表情で言った。それを聞いて瑞穂は嬉しくなった。
「ありがとう。タク坊!」

「タク坊のパンツと一緒に、私の水着も新しいの買ったの」
「そうか!瑞穂姉ちゃんの水着姿、楽しみだな」
「だからさ、明後日、一緒にプールに行こうよ」
「オッケー」

やがてパーティーはお開きとなった。
「それじゃ、今日はもう帰るね。明日また…」
「明日は泊まるんだよな」
「うん!約束の日だもんね。楽しみにしてるわ」
瑞穂は麗美と一緒に帰った。

その夜、寝床に就いた瑞穂は卓也の姿を脳裏に浮かべながらオナニーにふけった。
「卓也……ああ……卓也……」
瑞穂はパンティーの中に手を入れ、夢中で陰部をまさぐりながら卓也の名を連呼する。

 瑞穂はびっしょり汗をかき、弄った場所も別の液ですっかり濡れてしまい、寝る前に風呂に入っていたがもう一度シャワーを浴びなくてはならなかった。シャワーを浴びながらも、瑞穂は明日卓也とこうしてシャワーを一緒に浴びるんだ、と想像して手は止まらなかった。

 翌日、卓也は瑞穂を駅で出迎えた。
 卓也の家が持っている空き家の一つにこれから瑞穂を案内する。

卓也と一緒に歩きながら辺りを見回す瑞穂。
「何だか懐しいわね!」
やがて、目的の建物に着いた。それは郊外のリゾートマンションで、十数年前、その中の一室を卓也の祖父母が別荘として購入したのである。瑞穂も小学生の頃、何度かそこで卓也たち一家と休みを過ごしたことがあった。

2人は建物の玄関を通るとエレベーターに乗り、5階で降りると、自分たちが使う一室に入った。
「私たち、今夜ここで初夜を迎えるのね」
「初夜ってのは新婚夫婦に対して言うもんだろ!」
期待で胸をワクワクさせる瑞穂に対し、卓也は微笑を浮かべながら言った。

この日の朝、瑞穂は起床すると洗面所へ向かい、そこで麗美と顔を合わせた。
「おはよう。麗美ちゃん」
「おはよう。…ねえ瑞穂ちゃん、夕べは結構激しくやってたみたいね」
「えっ!?」
「フフ…卓也くんのことを思い浮かべながらしてたのよね!」
麗美に言われ、瑞穂は顔が真っ赤になった。
「頑張ってね。卓也くんとお幸せにね」
「ありがとう!麗美ちゃん」

卓也と瑞穂は一緒に夕食の仕度をした。瑞穂が料理を作り、卓也は配膳をした。
「瑞穂姉ちゃんって、料理、結構上手なんだね」
「フフ…私、タク坊のいい奥さんになれるかな?」
2人っきりの夕食の楽しい一時だった。

「御馳走様でした!」
「ねえタク坊。私、後片付けするから、その間、先にお風呂に入ってて」
瑞穂に言われ、食事を終えた卓也はバスルームに入った。卓也が入浴している間、瑞穂は食事の後片付けをした。

入浴を済ませた卓也がバスルームから出て来た。
「瑞穂姉ちゃんも早く入りなよ」
「うん!すぐ入るから、部屋で待ってて」
「ああ!待ってるぜ」
瑞穂がバスルームに入ったのを見届けると、卓也は寝室に向かった。

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