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(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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(続)格好が・・・ 47

(約束の日まであと5日ね)
そう思いながら、瑞穂は卓也の股間の膨らみに視線を集中する。
この日は4月29日。卓也は5月3日、瑞穂は5月5日と、誕生日が2日違いで、その間の5月4日に2人で初体験をする約束をしていた。
彩奈からヌードモデルを頼まれたが、それに対し、瑞穂との初体験を前にして、他の者に自分の全裸は見せたくないから断ったと、そう卓也から聞かされたとき、瑞穂は嬉しかった。
アメリカに在住していた間、向こうでもかなりの人気者だった瑞穂は何人もの男子に言い寄られたが、特定の彼氏を作ることはなく、他の男に身体を許すことはなかった。自分のバージンは絶対に卓也に捧げるんだと、瑞穂は固く心に誓っていたのである。

一方、卓也も自身の股間に瑞穂の視線を感じていた。だが、それでも微動だにせず、ポーズを取りながら描き手の彩奈と向き合っていた。

同じ頃、広夢は自宅にて真美のヌード画に取り掛かっていた。
「じゃあ真美、いいね?」
「ええ。どうぞ、しっかり描いてね」
広夢の目の前には、一糸まとわぬ全裸の真美がポーズを取って構えている。その裸身は殆ど全身が艶やかで、脱毛処理もしっかり行き届いていた。広夢はその真美に向けて視線を集中させ、カンバスに絵筆を走らせる。

広夢は当初、春休みの間に真美のヌードを描くつもりだった。だが、真美を招待した食事の場でその事を両親に話した時、母の英里子から待ったが掛かった。
「それなら、その前に私の手で真美ちゃんの身体をしっかり磨いてあげるわ」
英里子は、国内や海外に百以上の店舗を展開する、一宮グループ関連のエステティックサロンに勤める腕利きのエステシャンで、今は店長も任されていた。
また、以前にはホワイトスパークのメンバー達の施術を手掛けたこともあり、卓也も英里子から肌の手入れや脱毛処理を施されたことがある。

 広夢は真美の裸身は春休みに一度見ていた。雪乃の家で初体験したとき。しかし、そのときはそのことにばかり気を取られて全身をよく見るようなことはなかった。
 しかもボディは磨かれた後。あのときとは大きく違うボディだ。
 広夢は普段ならモデルに自然体でいてもらえるよう、いろいろ話しかけてリラックスしてもらうのだが、この輝く真美を前に広夢の方が言葉少なになっていた。

真美は1か月余りの間、週に2、3度、英里子が店長を勤めるエステサロンに通った。そこは白光学園からも真美の自宅からも近い所で、通うのに楽だった。
元々新体操で鍛えられた真美の引き締まった身体は、英里子の手によってたっぷりと磨きを掛けられ、より一層輝きを増していた。

真美は全く動じることなく、眩しいばかりに輝く裸身を広夢の前にさらし、しっかりとポーズを取っている。
「私、広夢にだったら、生まれたままの自分をそっくりそのまま委ねるわ」
真美はそう言って、快くヌードモデルを引き受けてくれた。その真美の思いに応えんと、広夢は全身全霊を込める決意で取りかかった。
泉と修、また、雪乃を描いた時よりも遥かに強い緊張を感じながらも、広夢はしっかりと真美の裸身を見つめ、全力で描いた。そして、遂に描き終えた。

「まあ!さすが広夢ね。私のこと、見事に描けてるじゃない!」
真美は出来上がった自身のヌード画を見て喜ぶ。この時、広夢は顔中汗まみれだった。

「真美!」
広夢はタオルで汗を拭くと、突然、真美の目の前で服や下着を脱ぎ、全裸になった。
「広夢!」
驚く真美。広夢はすかさず真美を抱き締めると、真美も広夢を抱き返し、互いに全裸で抱き合いながらディープキスを交わした。
「んん…んんん…」

キスを終えると、広夢は真美の手を握った。
「真美!おいで」
広夢は真美の腕を引き、描いた絵をそのままにして、共に全裸のままでアトリエを出た。そして、2人は広夢の自室に入った。
部屋に入るなり、広夢は真美をベッドに押し倒した。そして、ベッド上に仰向けになった真美の裸身を舐め回すように見つめる。
「真美、とっても奇麗だよ!…宝石のように…いや、僕にはどんな宝石よりも真美が眩しく輝いて見えるよ」
「やだあ…広夢ったら…」
広夢のセリフに対し、真美は恥ずかしそうに顔を赤らめる。

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