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(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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(続)格好が・・・ 25

 「そうなんだ…そんなふうに突然だったんだ…しかも先輩の家で」
 「そう、下着とかあんまちゃんとしたのじゃなくて、どうしよう、って思ったけど、でも、脱いじゃったら変わんないね」
 真美はニコッと笑った。
 「…で、どうだった?やっぱり、痛かった?」
 「一瞬は、痛かった。でも、幸せだった!…、紗綾香は、まだなの?
 紗綾香はいきなり逆に話を振られてあせった。
 「そ、そうだよ…付き合い始めたばっかりだし」
 「プール行った後とか、二人きりになってみる?水着見せた流れだし」

そしてこの日、真美と広夢、紗綾香と洸など、4組のカップルがスポーツセンターの屋内プールに集まったわけだ。
遥「そうなの!じゃあ真美ちゃん、よかったじゃない」
大介「森崎先輩も凄いけど、麻生も大した奴だな」
修「そりゃあ、俺と泉を裸にして描くくらいだからな」
泉「そういえば、修と私って、麻生くんのおかげで身も心も結ばれたのよね!」
紗綾香から真美と広夢の一件を聞き、遥も泉も皆、感心した。

「俺たちも負けてられないな」
洸は囁くように紗綾香に言った。
「うん!」
紗綾香は嬉しくなった。真美と広夢のことを話すことで洸をその気にさせる効果を狙っていたのだ。

「高杉くん、俺と勝負しないか?」
修が泳ぎでの勝負を申し出てきた。修はサッカーで鍛えた身体をしており、泳ぎにも自信があった。
「いいですけど、俺、水泳部ですよ」

 「もちろん分かってるぞ」
 八人は一度混んでいる遊泳用のプールを離れて、コースロープが張られた競泳用のプールサイドに移動した。  
 そして、遥の合図で、修と洸は勢いよく飛び込む。
 はじめは、水泳部の洸が明らかに有利と思われた。半身分くらいの差がついて折り返した。
 しかし、ここから修のスパート。スタミナに優れたサッカー部員の意地を発揮し、どんどん差が縮まる。
 「修!がんばれ!もう少し!」
 「洸!負けるな!あと一息!」

ゴール直前で修が追い抜くかと思われたが、ほんの僅かの差で洸が勝った。プールから上がった2人の前に泉と紗綾香が駆け寄る。
「さすがは水泳部のエース候補だな!」
「先輩こそ凄いですよ!危うく負けるとこでした」
修と洸は握手を交わした。

「なあ麻生くん、君と俺とで泳がないか?」
大介が広夢に勝負を申し出た。スポーツで鍛えている修や洸にはかなわないが、広夢になら勝てそうだと大介は考えたのだ。

真美と広夢は先ほど、2人で一緒に25mを泳いていた。
「やっぱり、新体操で鍛えてる真美にはかなわないな」
「広夢だって泳ぐの上手じゃない」
広夢は、運動は決して不得手ではなく、泳ぎにはある程度自信があった。

「いいですよ」
広夢は大介の挑戦を受けた。修と洸が100mだったのに対し、50mで泳ぎを競った。結果は大介にかなり差をつけての広夢の勝利だった。

「ねえ紗綾香、私と勝負しようよ」
真美が紗綾香に勝負を持ちかけた。
「いいけど…50mと100m…どっちにする?」

 「100メートルにしよう」
 真美はスタミナにもまあまあ自信があった。

 そして他のメンバーが見守る中、紗綾香と真美は飛び込み台の上に隣同士で並んだ。
 遥の合図と同時に飛び込む二人…やはり、かなり泳げる真美であったが、水泳部の紗綾香にはなかなか追いつかない。

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