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(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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(続)格好が・・・ 18

 音楽とともに一礼してマットに進み出る理香。両手と、ときに脚と、一体のように、投げ上げてすぐにもとの場所に収まるクラブ。脚の柔らかさも存分に発揮。そして、マットの真ん中で両手でクラブを高々と上げて演技を終えた。
たちまち拍手が沸き起こった。
「すごいじゃない!真美の後輩…」
「あそこの中学の新体操部、結構レベルが高いからね」
部員たちは皆、理香の見事な演技に感動した。


一方、水泳部。プールサイドにおいて、話があると言って、顧問の美紗が自分の前に全員を呼び集めた。
「この水泳部で白い競泳水着を採用しようという話があるんだけど…」
美紗の説明だと、昨年夏から新しく学校指定になった白い水着、また、新体操部の白いレオタードなどに倣い、水泳部で白い競泳水着を採用しようという意見が持ち上がっているとのことだ。
「それで…みんなの意見を聞きたいんだけど、その前に…」
美紗が言うには、男子用と女子用、それぞれ2着ずつサンプルを用意しているので、それを試着した様子を見た上で賛否を決めてもらいたいとのことだ。

試着には、女子は紗綾香と香織、男子は洸と宏が選ばれた。4人はサンプルの水着を渡されると更衣室へ行った。それから暫くして、真っ白な競泳水着に着替えた姿で戻って来た。

 「素敵ー」
 「かっけー」
 「マジイケてる」
 「ヤバい」
 部員は口々に四人を褒め称えた。

 美沙は、同意を得て写真を撮り、画面をそれぞれに見せた。
 「自分がどんなだか、大きい鏡ないから見えないでしょ」
 紗綾香たちは画面を覗き込む。
 四人とも、この水着を気に入った。
 「あの、一応、泳いだ感じを確かめていいですか?」
 「もちろん」
 紗綾香は、軽く準備運動して、先ほどまで青い水着で泳いでいた温水プールに飛び込んだ。

 「紗綾香さん、きれいです」
 「香織さんも、とってもかわいいよ」
 

紗綾香に続き、香織、洸、宏もプールに入り、25m泳いだ。そして、4人はプールから上がり、みんなのいる所へ戻った。
「みんな、この水着、とってもいいわよ」
実際に泳いでみて、紗綾香はこの白い競泳水着がすっかり気に入った。とてもスムーズに泳げる感じがするし、水に濡れても全然透けない。

「紗綾香、よく似合ってるぜ!」
洸に言われ、紗綾香も、
「洸くんだってカッコいいわよ!」

「有村さん…その格好、とてもいいっすよ」
宏はそう言いながら、香織の膨よかな胸をじっと見つめた。
「ちょっと…どこ見てんのよ?」
香織は不快になり、宏を非難する。

そして、部員たち全員の賛成を得て、水泳部では新年度明けから白い競泳水着を採用することが決定した。

水泳部や新体操部が次期新入生を迎えて練習に励んでいる頃、遥と泉は優奈から妹の彩奈を紹介されていた。
「吹田彩奈です。よろしくお願いします」
彩奈はこの4月から白光学園への入学が決まっていた。
「彩奈のこと、よろしくね」
優奈は遥と泉に向かって言った。
「「はい」」

彩奈「よろしければ、美術室に案内してもらえますか?」
遥「ええ。いいけど」
彩奈は小さい頃から絵を描くのが好きで、また、広夢に憧れているとのことだ。広夢のように、素敵な絵を描きたいと言う。
彩奈の話を聞き、遥は美術室へ彩奈を案内することにした。泉と優奈も一緒に行くこととなった。

美術室では広夢と春樹が話をしていた。広夢の描いた『白き天使』に感銘した春樹は、どうしたらあんなに素晴らしい美少女画を描くことができるかを尋ねていた。
そこへ突然、遥たち4人が訪れて来て、広夢と春樹は驚く。

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