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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 10

 遥は、あまりにも横暴な堺に激しい憤りを覚えた。そして、堺に勝負を挑む決意をしたのであった。
 遥は堺に対し、スカート丈の規制緩和、タイツ禁止の撤廃、そして、見せパン着用を強制しないこと、これらの是非について、全校生徒の投票で決めるように要求した。
「私が負けたら生徒会を辞めます。その代わり、会長が負けたら生徒会長を辞任してもらいます」
それに対して堺は、
「僕が負けたら生徒会長辞めるけど、君が負けても生徒会を辞めないでくれ」
実は堺は遥が好みのタイプだった。

遥かに呼応して、他の数人の生徒会役員からも、勝負するよう堺に迫った。
 堺はやむなく、全校生徒の投票を実施することを承知した。そして、結果は遥の思った通りならずに堺が僅差で勝利した。
 こうして、堺は生徒会長を辞めずにすんだ。

だが堺は勝利したが、僅差だったために、校則通りのスケート丈の長さと、元々校則で禁止されているタイツの禁止までは出来たが、見せパン着用は強要できなかった。
遥は気づいていなかったが、実は生徒会の集まりの時に堺からは、遥のパンティが丸見えになっていたのだ。
遥は最初は足を閉じていたが、自然に足が開いてしまった。
しかも遥はブラが透けて見える。
堺は前に座って、遥と他の生徒会役員は横一列になっている対面式のため、他の生徒会役員からは遥のパンティは見えない。

 麗美はくやしくてたまらなかった。
「どうしてよ?タイツのどこがいけないっていうの?」
目から涙がこぼれた。
“彼”に勧められて白いタイツを履き、それが学校中の女子の間で広まった。
 ミニスカートに白タイツスタイルの麗美に対し、清楚にしてセクシー、そしてカワイイという評価さえあった。周囲の女子達が自分に魅せられて白タイツを履くようになったことも、麗美にとっては誇らしかった。もちろん“彼”も褒めてくれた。なのに、それが変態生徒会長によって踏みにじられたのである。

 そもそもタイツ禁止は、堺が一人よがりな主張を学校側に押し通し、校則で定めさせたものである。合理的理由などあるはずもない。なぜタイツを禁止しなければならないのか、生徒指導の教師に尋ねても納得のいく答は得られなかった。

 麗美は仲間達と共に、タイツ禁止の校則撤廃を求める署名運動を始めた。この運動には、麗美のクラスメイトである優奈も加わり、また、麗美に次ぐ人気を誇る、新体操部2年生の森崎雪乃も参加した。雪乃も白タイツ愛好者で、雪乃達新体操部の女子はレオタードに白タイツ姿で練習していたものである。
 学園2大アイドルの呼びかけもあって、瞬く間に全校生徒の8割強の署名が集まった。そして、それを学校側に提出した。教師達の間からも、一方的に押しつけず、生徒達の気持ちを尊重するべきという声が高まった。
 職員会議で、タイツ禁止撤廃の結論に達し、生徒会もそれに反論できなかった。
 こうして、タイツ禁止の校則は撤廃され、女子は堂々とタイツを履けるようになったのである。

 堺は敗北した。
「僕の負けだね!生徒会長を辞任するよ…」
 遥は堺に、
「会長はなぜ、そんなに“見せパン”にこだわったんですか?それに、どうしてタイツじゃいけなかったんですか?逆ならよかったのに…」
そう言って問いただした。

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