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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 46

 女子がなぜ男子用の制服のズボンをはくようになったのかいうと、それはこの学校が女子高だったからである。
女子高だったころは、スカートということをあまり気にしないで行動していたが、共学になってからもその習慣が残ってしまった。
だから、女子は制服のまま胴上げ、鉄棒、サッカーなどパンティが丸見えにならないと出来ない、女子にとっては恥ずかしい習慣が残ってしまった。
だけど、男子用の制服のズボンをはく女子が半分以下なのは、やっぱり格好悪いと思う女子が多いからだ。
その男子の制服のズボンをはいている女子たちは、この学校の男子がよく制服で逆立ちしているので、まねして逆立ちし始めた。
スカートの女子たちはさすがにそんなことは恥ずかしくてできなかった。
この学校の体育着だが、男子は青、女子は赤のジャージを着る。それと、男子は白い反袖シャツにハーフパンツで、女子も昨年度までは男子と同様だったが、今年度からノースリーブの白い反袖シャツを着ることとなった。
これは、ノースリーブを着てみたいという多くの女子生徒たちの希望があったこと、また、遥たち生徒会が推奨するプリティーホワイトの一環でもあった。
ノースリーブの為、着用した際にはブラジャーがよく丸見えになって恥ずかしがっているが、女子たちは喜んでこのノースリーブの体育着を着た。

 4月に入った。始業式はまだだが、遥と泉は生徒会役員の仕事で投稿していた。
 廊下を歩いていた泉は、保護者らしい、険しい顔をした五人の女性が職員室へ向かって歩いていくのを見た。

 「なんか、モンペが来たかも」
 本部室に戻った泉は遥に、自分がみた人たちのことを話した。
 「それ多分モンペじゃないよ。一年生の臨海学校の場所を変えてくれ、って言いに来る人たちがいる、って噂聞いたから多分その人たち」
 「『トップレス特区』に入ったから?それは、まあ、変えてほしいのはわかる」

 政府が先月下旬「超猛暑 緊急対策 第二弾」の一つとして
 「特定の地域で、上半身の着衣をつけないことを違法としない」という宣言を出した。
 これが「トップレス特区」で、この県内の海岸付近にも設定された。
 そこに、以前から決まっていた白光の一年生の臨海学校の予定地が含まれてしまったのだ。

 「もう今月だからいまさら変えられないでしょ。だから、学校側『あくまでも、上半身着脱を選べる地域、というだけで、決して、上半身に何も着るなという地域ではありません。学校側としては、学校指定の水着着用を徹底します』みたいに説明して理解を求めるんだって」

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