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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 30

一方、雪乃のクラスでは、演劇で『白鳥の湖』をやることになった。
主役のオデット姫を雪乃が演じ、雪乃のクラスメイトで、光平に次いで女子の人気が高い、水泳部キャプテンの西村和也がジークフリード王子役だった。
麗美がこの事を知ったとき、
「私もコーくんと2人で…王子様とお姫様をやりたいよおー」
と言ってくやしがった。

麗美は初め、演劇で『シンデレラ』をやろうと提案したのだが、麗美と光平で姫と王子をやることに対し、それに嫉妬したクラスメイト達に反対され、日の目を見なかった。

紗綾香のクラスでやるのは、コスプレ喫茶『ネバーランド』だった。
『ピーターパン』のキャラクターに扮して接客するというもので、その中で、紗綾香がピーターパンの衣装を着て、
「いらっしゃいませ!ネバーランドへようこそ!」
そう言って客を出迎えるというものだった。

雪乃と紗綾香は、レジャー施設のプールへ行った時に知り合った、2人の中学3年生、望美と香織に対し、学園祭に来るよう、メールを送信した。
2人とも、是非行くとの返事だった。

 そして学園祭当日。

 「やっぱ高校の学園祭はすごいなあ」
 「中学と全然違うね」
 招待された望美と香織は、ひざ上20センチのなんちゃって制服姿で学園の門の前から中を眺めていた。
 「どこから行く?」
2人はまず、紗綾香の所を目指した。校舎の中に入ると、女子生徒たちのスカートがとても短いのに目を見張った。
入口の前に“コスプレ喫茶・ネバーランド”という看板のある部屋を見つけると、望美と香織はその中に入った。

「いらっしゃいませ!ネバーランドへようこそ!」
中に入るなり、ピーターパンの衣装を着た紗綾香が出迎えた。
「紗綾香さん、素敵!」
他にも、ウェンディーやティンカーベル、フック船長など、『ピーターパン』のキャラクターに扮した者が見られた。

2人は紗綾香に案内されて席に着いた。
「後で雪乃先輩の『白鳥の湖』があるから、一緒に見ましょう。私はその時…休憩になるから…」
紗綾香はそう言ってから注文を聞き、2人の傍を離れた。

望美と香織は、今度は遥や泉の所へ向かった。
そこでは『ピュア・ホワイト』という喫茶店をやっていたが、中に入って2人はスゴク驚いた。

「「いらっしゃいませ!」」
 そこでは、男子も、女子も揃って真っ白な水着だったから。
 「お客さまは2名様ですか?」
 「え、あ、はい」
 あっけにとられていた望美と香織は、我に返って声のする方を見た。背の高い短髪のイケメンが傍らにいた。
 望美はちょっとその人の水着を見た。
 “ちょっと膨らんでいるような気がする…”
 「望美、どうしたの?」
 「あ、ごめん」
 望美は前を向いて“変な”想像を頭から追い払った。
そのイケメンは長瀬修だった。水着コンテスト男子の部で3位になっただけあって、白いビキニパンツ姿がとても決まっていた。

「どうぞ、こちらへ」
修に案内され、望美と香織は席に着いた。
「御注文は何になさいますか?」
修が傍に来て注文を聞く。
そのとき、修の白いビキニパンツが、座っていた2人のすぐ目の前に接近した。
香織は水泳部だから、男子のそのような格好は見慣れていたが、望美はすごく緊張して、胸がドキドキだった。

このとき、優奈と駿も客として来ていた。
「私もやってみたいわね!」
白い水着姿で接客する遥や泉を見て、優奈は言った。
「僕なんか…とても恥ずかしくて、あんな格好で接待なんてできませんよ」
駿はそう言いながら、白い水着姿のウエイトレスを見つめて、自らの股間を膨らませていた。

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