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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 24

どうも胸がスースーすると思った。でも、気持ちいい。
「遥先輩、水着持ってきてませんか?」
「うん!教室のロッカーにスク水をしまってあるけど」
「だったら一緒にプールに入りましょうよ。水泳部の合同練習は午後1時からで、それまでにまだ時間がありますから」
「うん。わかった」

遥は紗綾香と一緒にプールに入った。その際に着た水着は、白いセパレーツの水着が学校指定になる以前に着ていた紺色の水着だった。

「フーッ!何だか生き返ったみたい!」
プールに入った遥は元気を取り戻した。
「遥先輩、元気になってよかったです」
遥と紗綾香は互いに笑顔で見つめ合った。

そこへ、数名の女子生徒が白いセパレーツの水着姿でプールサイドに入って来た。
その中の1人は雪乃だった。

「あら!遥ちゃんに紗綾香ちゃんじゃない」
プールの中に2人の姿を見つけ、雪乃は声を掛けた。
「あれ!雪乃先輩…今…新体操部は練習中のはずじゃ…」
紗綾香は雪乃に尋ねる。
「そうだったんだけど、ものすごく暑くてたまらないから、練習を早く切り上げて、ここで泳ぐことにしたの」
一緒に入って来た女子たちは、雪乃と同じ、新体操部の部員とのことだ。

「紗綾香ちゃん、また競争しない?」
 みんなでプールに行った日を思い出し、雪乃は言った。
「いいですよぉ」
 紗綾香はニヤリとして、その場で準備運動を始めた。

「森崎先輩って、この水泳部のエースの子と互角くらいなんだって」
 他の新体操部員が後ろでひそひそと話している。


「今度も負けませんからね!」
紗綾香は言う。
「そうね。胸が小さい分、紗綾香ちゃんが有利よね」
遥が茶化すように言った。
「遥先輩ったら…ひどいです」

「あはははははは…」
そのやりとりを聞いていた新体操部員の間から笑いが起こった。

そこへ、男女2人組がプールサイドに入って来た。
オレンジ色のビキニをまとった麗美と、赤いビキニパンツ姿の光平だった。
麗美は光平と腕を組み、頬を摺り寄せる。

「あら、雪乃じゃない!こんにちは」
麗美は雪乃に声を掛けた。
「麗美…見せつけてくれるじゃない」
雪乃の心に嫉妬の感情が沸き起こる。

「麗美、今から泳ぎで勝負しましょう」
雪乃の闘志に火がついた。

「ええぇ〜」
 男の前ということで女の子的に遠慮する麗美だか、
「麗美、泳ぎは自信あるんだろ」
 光平にそう言われ、麗美は両方のこぶしを握った。
「よし!受けて立ちましょう!」

 そして紗綾香、雪乃、麗美の三人が飛び込み台に並んだ。

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