僕は支配者 1
僕は山口浩太。道を歩いてたら高級車が目の前に停まって黒服の女たちに出迎えられた。
「あなたをお迎えになりました。車に乗ってください。そして、突然のご無礼をお許しください。」
その女たちは僕の腕を掴んで無理やり乗せられると車が走りだした。
僕の両脇と目の前にも女の人が座っていた。
それから、目の前に座る女の人から30分ぐらいかけて説明してもらった。
「えっと、冗談ですよね?」
「いいえ、私たちは本気です。」
それは、この女の人たちの国の支配者になってほしい、ということだった。
「私たちの国については、ご存じでしょうか?」
「一応は。あまり詳しくないですが」
「すみません、しばらく眠っていてください。」
「まだ、話の途中…。」
僕の口にタオルを当てられ僕は寝てしまった。
どれくらい寝てただろう。人の声が聞こえてくる。
「浩太様、浩太様。起きてください。」
僕が目を開けると高そうなドレスを着てる巨乳女性が心配そうに僕を見ている。
「私のことがわかりますか?」
「はい。」
目の前にいる美女、彼女は1か月ぐらい前にヵ僕の高校に転校して来て、それも僕のクラス、しかも僕と席が隣同士になった子だ。名前はたしか海原羅夢奈(かいばら らむな)といったっけ。
「実は私、○○王国の王女なんです」
「えーっ!?」
「お願いです、浩太様。私の夫になってください。そして、私たちの国の支配者になってください」
「ちょっと、待って!僕なにも着てないけど!?」
チンポ丸出しの裸だ。
「この国の男の人に服は必要ありませんわ。」
さっきの運転手のお姉さんだ。
「私は海原絵理奈。羅夢奈の姉です。私は浩太様のお世話係です。何なりとお申し付けください。今夜はパーティーにご出席してもらいます。ですが、まだ夜まで時間がありますからゆっくりしててください。」
「夫の件は急いで決めなくてもよろしいですから。」
そういや、僕、家出しようか迷ってたんだよな。実家に帰ってもいいことないし。