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ニューハーフハーレム
官能リレー小説 - その他

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ニューハーフハーレム 10

「ば・・・バカか!お前!ココは電車の中だぞ!」と俺は焦り片山の手を離した。
「冗談だよ♪冗談」と片山はおどけていた。
「脅かすなよ」
「でも、アタシは女になった時は電車の中でカズとシたいな」と女口調になった。
「バカ!誰かに聞かれたらどうするんだ!」
「大丈夫さ。みんな自分の事で精いっぱいだから聞き耳たてるほどの余裕は無いと思うよ」と片山は言った。
確かに周囲を見渡すとスポーツ新聞などを読んでいたり寝ていたり携帯やスマホを見ていたりと朝の時間は、みんな様々なことをしていた。
俺は普段は車で通勤しているので電車には今日みたいな車が故障したように余程の事が無い限りあまり乗ることがないから全く分からないのだ。
俺は小声で「今は片山だろ?俺が昨日から今朝まで愛し合ったのは比呂子っていう人だ。だからヤりたかったら比呂子になってからだな」と言った。
「意地悪だな〜」と口調が比呂子から片山に戻った。
そろそろ俺たちの降りる駅に着くころだった。
俺たちは改札口を出て会社に向かう。
その時、後ろを振り返ってみた。誰かに見られている気がした。居るのは会社に向かうサラリーマンでみんな忙しく歩いているだけだった。
「どうしたんだ?龍田?」と隣にいた片山は言った。
「いや、何でも無い。気のせいだった」と俺は気にせずに歩きだした。



?視点
ずっと・・・あの人のことが好きだった。でも・・・言いだせなかった。だって、私は・・・・。
今日は珍しく電車が一緒だった。私の心は有頂天になった。あの人と一緒に居るのは同僚らしかった。
聞き耳立てて会話を聞いてみると驚いてしまった。
私が好きなあの人には恋人がいるらしい。名前はヒロコさんという人。私は負けたと思ったがヒロコさんからあの人を奪っちゃえばいいんだという考えに至った。
今日は、お店を早めに切り上げあの人を奪うため準備しなきゃ。改札口から出ていくあの人を見つめながら私は決心した。
?視点終わり



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