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ニューハーフハーレム
官能リレー小説 - その他

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ニューハーフハーレム 17

ここは比呂子の社内でのネットワークに頼ることにする。おそらく入れ替わる前の前兆があったはず。
鬱やパニック障害で休むことになって復帰した女子社員がニューハーフである可能性が高い。
同時に入れ替わるきっかけを作ったいじめの加害者であろう女子社員もあぶり出そう。
彼女の陰湿さを上回る報復で会社から追い出さないと、いずれ社内のニューハーフへの脅威となるに違いない。
美咲の店のニューハーフも全員が風俗オンリーでないはずである。ゲイバーで勤務している者もいるだろう。
その店で不本意ながら社内の女子を接待し情報を得たり取引相手への接待にも使えれば仕事でもプラスになる。
デスクに座って書類を整理している最中に片山がポンと俺の肩を軽く叩いてきた。
「昼飯まだか?まだなら一緒に食いに行こうぜ。ちょっと龍田に話があるから」
「良いけど・・・ココじゃまずいよな?もしかして、例のことだよな?」と俺が聞いてみた。
「そうだよ。例のこと」
俺は片山と二人で俺の車に乗った。
「龍田、これがウチの会社のニューハーフのリストだ」と10枚ぐらいの書類を俺に見せた。
「サンキュー、片山」と俺が書類を掴もうとすると片山は渡さなかった。
「渡せよ、片山」
「それが人にモノを頼む態度か?」
「じゃ、どうすればいいんだよ」
「キスしろ」と片山が言った。
「比呂子の時にな」
「キッチリしてるのね」
「リストの全員がニューハーフなら何の問題もないが噂や憶測では怪しい。確認する必要がある。上下関係を傘にきたガチホモやファッション感覚のゴツイ顔の男の娘は願い下げだ。自己満足でナニを切った奴も純女と同じだ。計画の理想は肉体関係だけじゃなくて社内にニューハーフと愛好家の派閥を作るんだ。ゆくゆくは純女の管理職やお局は追い出してやる」
「まるで影の社長ね」
「俺にとっては役員になるより意味のあることだ」
「カズの夢はアタシの夢よ」
「片山の時にその口調はよせ。それより、近いうちに引っ越せよ。俺の部屋の一階下に空きが出た」
「分かった。今週引っ越しの手続きでもするよ。仕事がひと段落すればね」と片山は言った。
「まぁ、俺たちは営業部だから仕方ない」と龍田は言った。
「そろそろ昼飯に行こうか」と片山が言って俺は車を走らせ近くのソバ屋で昼飯にした。

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