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不思議なノート
官能リレー小説 - その他

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不思議なノート 31

「あっ!、達弥くんおはよー」

昨日の事が嘘のように無邪気に笑う若葉。
彼女の周囲には3人の女子がいた。

勿論俺は彼女たちを知っている。
同じクラスの女子達だ。

彼女たちは小学校、中学校、高校と一緒。
何度か同じクラスになった事があるし、お互い顔なじみ。
特に親しく話す間柄ではないが、別に不仲な訳で無い。
だいたい男女だとそんな関係珍しくもないし、小、中、高と一緒なのは他クラス同学年合わすと数十人はいる。

それに若葉が存在してて同じクラスであれば、この3人と仲が良いのは当然かもしれない。
お互い軽く挨拶しながら俺はそんな事を考えていた。

「悪い。ちょっと便所行ってくる」
「うん、電車が来るまでに帰ってきてね」

学校最寄り駅に止まる電車が来るまで15分はある。
だが、その割には俺は急いでトイレに駆け込んだ。
勿論、目的はノートだ。

同じクラスの3人の女子。
彼女たちはいつも3人で行動してるグループだが、目立つ存在じゃない。
顔やスタイルも中の下。
どこでもいるタイプだ。

そこで考えた・・・
別にクラスのカーストトップを狙わなくても、手に入りそうなラインを確実にモノにした方がいいのではないかと。
彼女達と俺だと、立場的に仲良くても不思議でない間柄だ。
そこでこう書くことにした。

まず一人目、淡路祥子。
長身でバレーやってたけど、酷い怪我でやめてる。
酷い不細工じゃないが、ショートカットの男みたいな顔の子だ。
あんまり胸も大きくないと言うか、ノッポでガリガリだ。
俺は彼女をこう書き換えた。

『淡路祥子は望月達也とは幼馴染みであり、現在は肉便器で望月達弥に強い好意を持っておりセックスの虜、どんな言う事も聞く』
『淡路祥子は後背位が好きで、見た目とは裏腹に被虐心が強い』
『淡路祥子、身長180cm、110cmのIカップ、やや筋肉質な身体つき、顔つきは○○と言うバレー選手風』

○○は有名な代表の美女バレー選手だ。
元々のイメージを壊さずこんな感じにしてみた。

次は川野麻由美。
眼鏡をかけた根暗系で、いつも本を読んでいるタイプ。
ポチャを幾分通り越した、デブ。

『川野麻由美は望月達也とは幼馴染みであり、現在は肉便器で望月達弥に強い好意を持っておりセックスの虜、どんな言う事も聞く』
『川野麻由美はフェラチオとパイズリが得意で、奉仕心が強い』
『川野麻由美、身長162cm、105cmのJカップ、ぽっちゃりだけどくびれはある、顔つきは○○と女優風』

○○と言う女優は胸が大きく天然系だ。

そして最後は牧島留美。
クソ真面目な生徒で俺は彼女があんまり笑ってるのを見た事がない。
冗談とかも睨んでくるし苦手系の女子だ。

『牧島留美は望月達也とは幼馴染みであり、現在は肉便器で望月達弥に強い好意を持っておりセックスの虜、どんな言う事も聞く』

こう書いたもののどうするべきか・・・
彼女は容姿もそうだが、性格もどうしようか悩む所だ。

以前も思ったことだが、性格を劇的に変えてしまうといくらノートの存在を知らなくとも周囲から怪しまれてしまう。これはよくない。

時間に限りもある。後々変更が効けばいいが。

『牧島留美は騎乗位を好む。セックスでは自分から積極的に攻めるタイプ』
『牧島留美、身長157cm、96cmのHカップ、細身で色白。顔つきは○○という女子アナ風』

○○という女子アナは高学歴で有名なニュース番組のキャスター。
若干S気質なキャラかもしれないが…小規模な変更はこれからもありだろう。

そろそろ時間。トイレを出て彼女たちのところに戻る。

 ふと、気になったことがある。
「なあ、若葉、うちのクラス、何人だったっけ?」

 若葉が答えた人数は、若葉が登場する前と同じ数字だった。

 ということは、若葉が登場して、押し出された誰かがいるのか?

 俺は教室を観察して、数分考えて、それが誰だかわかった。
 その女子は、クラスの一番後ろの一番廊下側に座っていた。
 その名前を思い出すのにさらに時間がかかったが、思い出して、その名前を若葉に出してみた。

「えっ?隣のクラスの?あの子がどうかしたの?」
「え、いや、何でもない」

 俺はちょっとほっとした。少なくとも誰か消滅したりしてはいないようだ。

 話を登校時に戻す。

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