不思議なノート 4
テーブルにメニューが並んでいく。
自分で書いたこととはいえ、こんなに美味しそうなものを頂けるのは嬉しい。
「それじゃ、いただきます」
もちろん美味しい。
自分ではこんなものは絶対に作れないだろう。
うん、今度里菜さんでも有紀さんでもいい、作り方を教えてもらおうかなぁ。
「美味しい?」
「はい!」
「よかった。たくさん作ったからどんどんお代わりしてね」
「ごちそうさまでした!」
いやあ、美味しかった。
…食事だけでも十分満足なんだけど、もうひとつ試してみたいな。
トイレを借りて、中に籠りノートに書き込んでみる。
『今井里菜と長谷川有紀は望月達弥に自宅に泊まるよう促す』
…これでどうだろうか。
「ねぇ達弥」
トイレから出ると姉ちゃんに呼び止められた。
「どうした?」
「せっかくだからお泊まりしていったら、って言われたんだけどさ」
「姉ちゃんはどうする?」
「ちょっとそこまでは…って感じ。達弥は泊まっていったらどう?彼女、旦那さんがいなくて寂しいみたいだし」
効果が出たのを確認しながら俺は姉ちゃんに言う。
「もう少し居ようよ・・・色んな話もしたいからさ」
「達弥がそう言うんだったら、そうしようかな」
俺が姉ちゃんとリビングに行くと、コーヒーが用意されていた。
実はトイレで泊まる以外の事を色々書いたので、これからがお楽しみの時間だ。
全員ソファーに座ってコーヒーを飲みながら雑談。
姉ちゃんと里菜さん有紀さんの女同士の会話が中心だけど、俺はトイレでこんな文章を書きくわえている。
『今井里菜、長谷川有紀、望月亜美は望月達弥の質問には喜んで真実を答える』
つまり、聞きたい事は全て聞ける訳だ。
それで普通なら聞けない事も聞ける訳だ。
「そう言えば、みんな最後にセックスしたのはいつ?」
こんな質問でも3人は笑っていた。
「そうねぇ・・・もう15年はご無沙汰かしら・・・」
天井を見上げてそう言う有紀さん。
「3か月前かしら・・・旦那が帰ってきた時に・・・」
里菜さんの言葉。
新婚だけど単身赴任だからそんなものか。
「あたし、まだしたことないよ」
えっ?!!
意外過ぎる姉ちゃんの言葉。
ギャルっぽさが最近出て来た姉ちゃんだから、当然処女じゃないと思っていたからびっくりした。
そう言えば彼氏がいるとか聞かなかったな・・・
「彼氏とかいないのかよ」
「だってさ、言い寄ってくる男はおっぱいばかり見るし・・・やらせろとか露骨に言うんだもん・・・」
姉ちゃんの言葉に里菜さんと有紀さんも『分かる、分かる』と相づち。
母さんだって職場でセクハラが酷いらしいけど、立派な爆乳故の悩みなのかな。
「仕方ないよ、こんないいおっぱいを前にしたらさ」
そう言いながら姉ちゃんのおっぱいをタンクトップの上から掴んでみる。
柔らかい、そして姉ちゃんは抵抗しない。
何故なら『今井里菜、長谷川有紀、望月亜美は望月達弥にされる事は素直に従うし嬉しい』と書いたからだ。
触られた姉ちゃんはちょっと嬉しそうだ。
「達弥ならいいんだよ」
「そうだよね、俺ならいいんだよね」
姉ちゃんのおっぱいを片手でむにゅむにゅ揉みながら、もう片方の手を里菜さんのおっぱいに伸ばす。
姉ちゃんと同じぐらいの里菜さんのおっぱい。
柔らかさは里菜さんの方かな。