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そして、少女は復讐する
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そして、少女は復讐する 72

「敦さんは・・・お勤めさえ果たせば好きにしていいと言いました・・・」

うっとりとそう言う一希の言う『お勤め』とは、後継者となる子供を産む事だろう。
この婚姻の目的は須藤家と椎名家の血の入った子供を成す事であって、2人の意思など関係ない。
それに敦だって好きな相手はいるし一希もそうだ。
なので、敦と一希にとっては愛し合って結婚と言うより、同志としての結婚なのだ。

「子供を産んだ後でも・・・受け入れてくれますか?、鉄也さん・・・」
「あたりめぇだろ!・・・カズキは何時までも俺のオンナだぜ!」

鉄也は麻衣子の頭を撫で股間からどかすと、一希を布団に寝かせる。
そして、その上にのしかかると、胸を揉みながら唇を重ねた。

一希の身体が徐々に朱に染まっていく。
鉄也は豊満な胸を両手で鷲掴みにしながら、その先端にむしゃぶりつく。

2人の濃厚な絡みが始まった部屋の隅。
「麻衣子ちゃんお疲れ様」
「今日も激しかったよ…3回くらいイッちゃったかも」
そう言う麻衣子だが、顔は満足そうな笑顔そのもの。

「マイマイもすっかり鉄也の虜だなぁ」
千恵子がそんな麻衣子を見ながらニヤニヤ笑う。

退院した直後はガリガリでアバラの浮いた麻衣子だったが、随分回復してふっくらとしてきて女らしい体型になってきた。
身体の傷跡や手術後は目立つが、普段見えるところは殆ど無いのが幸いである。

「おい、由佳里・・・麻衣子のマ○コ舐めて綺麗にしてやんな」
「はい、ただいま」

一希と絡みながらそう由佳里に言う鉄也。
由佳里も理解したとばかりに麻衣子の脚を開いて股間に口をつける。

麻衣子のそこは毛が淡く少な目。
割れ目も小陰唇が控えめで陰核も小さ目。
由佳里の剛毛肉厚マ○コとは正反対だ。

「ふふ、麻衣子ちゃんのオマ○コ可愛い・・・」
「マジ可愛いね、マイマイはどこも可愛いけど!」

由佳里と千恵子に言われて麻衣子は頬を赤らめる。
女同士の絡みもほぼ毎日やられたので慣れてはきていた。
勿論、由佳里や千恵子は手馴れたものだった。

それを後ろから眺める翼。
由佳里と麻衣子の絡みを見つめる顔は笑顔だが、彼女にとってはそれよりも気になることが。

…もちろん、徐々に濃厚になる鉄也と一希のほうである。

一希が望んでいることとはいえパートナーである翼は複雑である。
そして、形だけのものであるとはいえ一希と敦が夫婦になる、ということも…

「『彼女』が取られて寂しいかい、ツバサ」
「…そんなわけ…っ」
悪戯っぽく言う千恵子に、言い返せない自分がいた。

そして千恵子の笑い顔を見て、翼はある事に気付いた。
千恵子と敦も相思相愛のパートナーの筈である。
しかし、敦の結婚相手は一希だ。
千恵子の思いはどうであろうか・・・

「千恵子ちゃん・・・」
「あー・・・アタシはいいんだよ、ヤリ○ンビッチだし・・・敦の肉便器なるだけだから」

あっけらかんと笑う千恵子。
彼女は敦との将来を考えて避妊手術したと聞いた事があった。
その時は何をそこまでと思った翼だったが、彼女なりの覚悟があっての事を気づかされたのだ。

「カズキはね・・・きっと鉄也の子供が欲しいんだよ・・・でもそれはできない・・・」

鉄也と絡み合い、悦びに震える一希を見ながら千恵子が言う。

「きっとカズキが赤ちゃん産む時、ツバサも産んで欲しいと思ってるよ・・・」
「私が・・・赤ちゃん・・・」

翼はそんな先の事なんて考えてなかったが、一希は一生懸命考えていたのだろう。
そして千恵子も・・・

「それにツバサも鉄也の赤ちゃんなら欲しいんじゃない?」
「あっ・・・」

翼が惚れた唯一の男・・・
鉄也と自分の子供は想像すらしなかったが、確かに嫌とは思わない。

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