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そして、少女は復讐する
官能リレー小説 - その他

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そして、少女は復讐する 71

だらしないジャージ姿の愛。
金髪に染めた髪をかなり盛って結い上げ、メイクもばっちりだから出勤前なのだろう。
地顔も割と綺麗なのだが、そのメイク済みの顔だけ見ればナンバーワンになるのも頷ける。

「クリスマス、鉄也兄さん所行くんだろ?」
「当たり前じゃーん!・・・鉄ちゃんとこ行ってクリスマスは飲んで騒いでヤリまくるわよー!」

暁美がそう聞くと、鏡の前で準備しながら煙草を吸う愛がニンマリと笑いながら言う。

「アンタもいいオトコできたんだろ?・・・そっち行ってもいいべ」
「アタイにはアタイの事情ってのがあんだよ!・・・ったくっ!、いい歳してヤル以外の事考えなよ!」

別に仲が悪い訳で無いが、普段からの親子の会話はこうだ。
小学校に上がる頃には男連れ込んだり、またはお金だけ置いて男の所から帰ってこなくなったりとする母親を相手してるだけあって、まるで暁美の方が母親のようにしっかりしてしまった。

「本当に、母ちゃんを鉄也兄さん所連れて行くの申し訳ないぐらいだよ・・・」
「大丈夫、大丈夫、鉄ちゃんてヤレたらそれでいいと思ってるから!」

そう言って笑顔を見せる母親に、暁美は苦笑混じりで返す。

「鉄ちゃんはいい男よ、逞しいし中身もいい、何より若いのが最高ね」
「…若い男いないの?」
「いないわけじゃないけどね。ほとんど年上、おじさんよ。それも悪くはないんだけどね」
愛はあっけらかんと言い放つ。

「それにオジサンはお金持ってるからいいのよー」
「もうっ、母ちゃんは金とセックス目当てでしかオトコ見てねーのかよ!」

そう笑う愛に呆れつつも、なんだか憎めない暁美。
口から出るのは悪態だが、暁美は愛を嫌いになれない。
仕方ないなぁとどこか諦めつつも口は止めれないと言った感じだ。

「まぁ、鉄ちゃんはアンタも自分のオンナと思ってるんだから、フラれた男なんて忘れて可愛がってもらいなよ」
「んだよっ!!、フラれてなんかねーし!」

ニヤニヤ笑う愛の鋭さに暁美は真っ赤になりながら言い返す。
こう言う所で鋭い勘の厭らしさと、彼女なりの気遣いを感じつつ、この親子は日課のような言い合いを続けたのだった。


そしてクリスマス当日・・・
桐間家を昼前に現れたのは一希、翼、千恵子だった。

「ごきげんよう由佳里さん・・・ふふ、和服が似合ってるわよ」
「いらっしゃい一希ちゃん・・・ありがとう、まだ慣れないけどね」

真琴に由佳里と麻由美が着付けを教わって一応着れるレベルに。
普段着の着物と割烹着姿は結構由佳里に似合っていた。

「由佳里ちゃんは、こう言う落ち着いた服が似合うよね」
「うんうん、似合うわ・・・アタシが着るとコスプレだからねー」

翼も千恵子も由佳里を褒めると、由佳里は恥ずかしそうにした。

「麻由美さんと麻衣子さんは?」
「お母さんはご飯の支度、麻衣子ちゃんは鉄也くんにまだ抱かれてると思うよ」

そう聞いた一希は頷くと、慣れた様子で中へ入っていく。
彼女は、今日一緒にいれない翼と千恵子の付き添いでここに来たのだが目的はそれだけでない。
鉄也の部屋らしき所の襖を開ける。
布団に寝そべり麻衣子に己のモノを舐めさせている鉄也。
麻衣子の股は白濁に染まっていた。

「おう、一希!、まだ行かなくていいのか?」

笑う鉄也を無言で見た一希が、お嬢様とは思えない乱暴さでポンポンと服を脱いでそこらへ投げ捨てる。
そして裸になると鉄也に駆け寄りしがみつく。

「セックス・・・したいの!・・・」

恥も外聞も無くそう言う一希。
鉄也はそんな一希の頭を撫でる。

「まったく、嬉しいことを言ってくれる…でも、敦が聞いたら泣くんじゃないか?」
「ふふっ、鉄也さんらしくないですね」
「そりゃ、俺だって体裁くらい考えるさ」

そう言いつつも鉄也は一希の身体を抱き寄せ、唇を重ねながら豊満な乳房を揉みしだく。

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