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そして、少女は復讐する
官能リレー小説 - その他

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そして、少女は復讐する 49

妻の死から立ち直ったものの、どうやら失恋したみたいでまた落ち込んでいた竜馬だが、息子がヨメを連れてくるわ、こんな素晴らしい客は来るわで、何か急激に立ち直った感があった。

準備に取り掛かる竜馬の足取りは軽く、スキップでもしそうな勢い。
父がご機嫌なのを横目で見ながら悠馬はハンバーグを手捏ねする。

「悠馬お兄さんが作るんだ」
「そうだよ、ちょっと待っていてね」

鉄也の妹、長女の方。
小6でちょっと大人びた感じのする正統派美少女。
優華と言う名がよく似合う美少女の落ち着いた声にちょっと癒される。
その妹、小3で可愛い盛り。
無邪気に笑顔を見せながら支度を待つ美少女。
満里奈も興味深げに悠馬を見ている。

鉄也には悪いが、あんな兄が居ながら、この姉妹の天使ぶり。
マジで心癒される思いだ。
無論、真琴もこう見るといい母親であり、そして清楚にして気品ある美女ぶりに目を奪われてしまう。
ちょっと・・・いや、ちょっとどころでなく壊れているが・・・

竜馬は由佳里の母、麻由美との付き合いもある様だが進展の具合は不明。
もしも竜馬が真琴か麻由美どちらとくっつくにせよ、年齢と立場からして再婚という可能性もありうる。
今のところ竜馬の雰囲気と村田親子の鉄也寄り、彼が真琴に傾く気配は濃厚。

悠馬は真琴と既に何度もセ○クスしているし、この先麻由美とする可能性だってゼロではない。
これまでだって数奇な出会いのカップルは発生してきた。
悠馬にしてみれば竜馬の決心次第で、言葉通りマザーファ○カーという状態に陥りかけているのだ。

そして時折、優華はおそらく真琴との関係を知った上で悠馬に擦り寄ってくる。
思春期特有のどこかあぶなっかしい雰囲気で『お兄ちゃん』呼ばわり妹気取り。
将来妹になるかも知れない小学生と、まさかの関係だってあり得るのだ。

何とか正気は保とうとする悠馬。

「ねぇ、悠馬お兄さん、お風呂、優華と一緒に入る?」
「えええっ!?」
突然の優華の言葉にドキッとする悠馬。

優華も真琴の娘、成長の早さをあちこちにうかがわせる。
胸もお尻も太腿も小学生のそれとは思えないむっちりした肉感を感じる。

悠馬の正気は首の皮一枚繋がるかどうかの瀬戸際だ。

そう言われたのはつい数時間前。
その時は慌てて逃げ帰った悠馬だった。

まだ小学生でも母親からの魔性はしっかり受け継いでいる。
鉄也なんかは『お前がオンナにしてやれや』的な事を悠馬に言うのだが、逆に悠馬の方が喰われてしまいそうな、そんな雰囲気をこの歳で出すから末恐ろしいのだ。

チラ見してくる雰囲気がまさにその時のよう。
ドキドキさせられながら準備とか泣きたい気分だ。

「抱いちゃえば楽になるんじゃない?」

小声でボソリと言う『正妻』里菜。
この器の大きな正妻は、悠馬が他の女抱くのを『旦那の甲斐性上げる』ぐらいの勢いでむしろ勧めている。
そんな里菜が有難くも迷惑かつ愛おしい悠馬だった。

「お待たせしました」

悠馬と竜馬で支度を終え、里菜がテーブルに運ぶ。
礼儀正しく手を合わせた3人の食事が始まる。

竜馬はちょっとデレながらドキドキ顔。
父の気持ちは・・・まぁ、分からなくもない。

「まぁ!、素晴らしいお味ですわ」

本当に美味しそうな笑顔で真琴に言われて竜馬は涙腺まで緩み気味。

普段和食生活の真琴だけに、口に合うのか心配したけどお気に召したようで悠馬もホッとした。

「すごくおいしーですー!」

無邪気な満里奈の笑顔にもホッとする。
竜馬もうんうんと頷きながらご満悦。
料理人として美味しいと言って貰えるのは幸せだし、それが美女美少女ならなによりだろう。

そして、無言だった優華だが・・・
チラリと悠馬を見ると、フォークに刺したウインナーを口に含む。
その含み方はそう・・・
まるで男のものを舐めるような舌使い。
悠馬だけに見えるように一瞬だけやると笑顔を見せて言う。

「おいしいです・・・」

その笑みは女・・・
しかも魔性の笑みで悠馬をドキリとさせる。
魔性の女の娘で精豪の妹なんだと再認識させるような仕草だ。

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