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そして、少女は復讐する
官能リレー小説 - その他

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そして、少女は復讐する 39

「んっ、あぁん、ひぃっ!イクっ、いっちゃうのっ!!!」
「はぁん、中に、いっぱい、きてるっ!!」
ひときわ大きく、甲高い声を上げ、絶頂に達する2人。

健二も敦も膣内に自らの熱い欲の塊を解き放った。
2人がモノを引き抜くと、支えを失った由佳里と麻由美はその場にぐったりと崩れ落ちた。

「サイコーだったよ、マユミン」
「よく頑張ったな、由佳里ちゃん」

「お前らも十分楽しんだな」
そう言って笑う鉄也、その腕の中では千恵子が彼と繋がり乱れ悶えていた。

その後、健二と敦に由佳里と麻由美はとっかえひっかえ抱かれ・・・
最後は鉄也に抱かれて意識が途切れた。
由佳里も麻由美も気が付いたのは夜が明けてから。
ラブホからの出勤登校となってしまったのだ。

鉄也の腕に自らの腕を絡めながら登校となった由佳里。
麻由美の方は少し疲れた表情で出勤していったが、若い分なのか由佳里の方は心地よい程度の疲れだ。
無論、鉄也や健二、敦に至ってはすこぶる元気である。
それどころかまだ足りないとばかりに、登校中もそれぞれのパートナーといちゃいちゃしてるぐらいだ。

途中、悠馬と里菜に遭遇したが、両人共にどことなく心ここにあらずと言った感じ。

「あー、随分マコリンに抜かれた顔してるねー」
「ああ、なにせ『底なし』の親だからなぁ」

健二と敦は顔を見合わせて苦笑する。

真琴も鉄也の母親だけに精力無尽蔵系・・・
しかも、両刀なので悠馬里奈共に相当抜かれたのだろう。

「どうせならアユミに写メして送ってもらえば良かったかな」
「…いや、そこまで見たいモンでもないだろ」

歩は鉄也一派の中では珍しい?ごく普通の家庭で過ごせている人間。
「皆さん苦労されているのに何もできなくて申し訳ないっス」
と度々話す歩。
そのぶん鉄也の家に頻繁に赴き、妹の相手をしている。
2人の妹のお気に入りのような存在だ。

…一行が学校までやってきた。
「…おっ」
敦が反対方向から来る女子生徒に気づく。
川島遥だ。

夜の街で会った彼女の印象とは違い、どこか神経質かつ真面目そうな生徒。
昨晩が信じられないような雰囲気だ。

「ふぅん・・・あれがそうか」

少し興味深げにチラ見する鉄也。

「ああ、探り入れるか?」
「いや、放っておけよ・・・」

関係の無い事に深入りする意思は鉄也に無い。
それに恐らく、これが関係してくるなら鉄也の耳に自然と入ってくるだろう。

「それよか、桜木に注意だぜ・・・そろそろ何かしてくる」

川島遥が桜木美咲と犬猿の仲とも言われてるが、由佳里に対するストッパーにならないのは今までに実証済み。
むしろ、彼女が桜木に対抗するように由佳里を庇い立てすれば、それが一番危ない。
由佳里を売春要因として確保すると言う事だろう。

まだ由佳里を取り巻く状況は予断を許さない・・・
波乱を含みながら、由佳里は鉄也達と別れ教室に向かったのだ。


…その頃、由佳里のクラス。

「…久しぶりに派手にやったわね」
「さすがにこれはやりすぎと違うかなぁ」

由佳里と里菜の机、椅子が窓から放り投げられ、中に入った教科書の類が散乱している。
教室は2階、ちょうど人通りもなかったのでいいのだが、ここまでの仕打ちは久々だ。

窓からこの状況を覗き込むのは相沢エリスと鈴森梢。
ともにこのクラスでは『穏健派』の部類の人間である。

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