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そして、少女は復讐する
官能リレー小説 - その他

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そして、少女は復讐する 31

絆で支え合う三人、そこへ長坂悠馬は村田由佳里への安直な義侠心から、横槍を入れて今に至る。

無論、長坂親子もまたそれなりの紆余曲折があった。
当時悠馬五歳、祖父の代から続く小さな洋食屋を営む円満家庭の崩壊。
キッカケは母・悠子の事故死、町中での落雷による感電死であった。
純朴さだけが取り柄の巨漢、長坂竜馬はぶつけどころのない怒りから、無気力になってしまった。

竜馬は妻と共に歩んで来た料理への情熱を忘れてしまった。
ここ数年におけるB級グルメの流行で、バイト従業員に基本レシピを寄越し、それなりの味でも売れる。
竜馬自身は単なる経営者というだけでも父一人息子一人の食い扶持にはなった。

そしていい父親であった、食生活以外は。

三食がインスタントかレトルト、精々が半額総菜。

月一度ぐらい、一般的な小学生の喜びそうなファーストフード店かファミレス、さもなくば回転寿司。

竜馬はあくまで商売物とデジタルに割り切り、店の賄い飯や残り物を使う事さえ嫌悪する程に料理から離れていた。

それなりに飲食店を営む男が息子に賄う食事としては正にB級以下であった。

悠馬中学一年生、十三歳の誕生日を迎えた頃、繁華街の開発でGWにも関わらず建設関係の出入りで竜馬の店が普段以上に繁盛していた時期。
親子で街を歩く竜馬は悠馬に何が食べたいか、好きな物を言ってみなさいと問うた。

『パパが作った料理なら何でもいい、だってパパ洋食屋さんでしょう?』

そう答えた悠馬の身体は小さかった、道行く中学生程度の少年ばかりか少女よりも。
その小さな唇から紡ぎ出された悪意なき一撃に竜馬は打ちのめされた。

それが切欠で竜馬がちゃんとごはんを作るようになった。
息子のその言葉はダメージを与えたと同時に竜馬を奮起させた訳だ。
それでもまだ引きずった感のあった竜馬が、ここ半年ぐらいで料理が手の込んだものになったり表情が明るくなったり・・・
里菜の情報からすると、由佳里の母との恋と言う事らしい。

まぁまだ竜馬の一方的片思いな上、当の麻由美は鉄也にぞっこんらしく前途多難。
それで悠馬まで麻由美を抱いたとなれば、きっと収集つかなくなるのは目に見えている。
悩み多き悠馬だった。

その悠馬のベルトを敦が外し、ズボンを引っぺがそうとする。

「なっ!、なにっ?!」
「いいから、いいから」

敦は焦る悠馬に構わずズボンを剥ぎ取り、巨根を露出。
そして真琴に声をかけた。

「真琴さん、いいものあげますよ」

その言葉にゆっくりとそちらを見た真琴が、子供のような歓声を上げる。
いや、子供のようであっても、それはメスの嬌声である。
彼女はまとわりつく着物を捨て去り、四つん這いで悠馬ににじり寄る。

「あはぁ・・・きれいなオチ○ポォ・・・」
「ちょ!、ちょ!、ちょっと!、待ってっ!!」

食われてしまうのじゃないかと言うにじり寄りに焦る悠馬だが、敦が逃がさない。
そして、里菜も動かない。
近くに寄った真琴が悠馬の巨根を舐める。

「ひぃあっ?!」

舐められただけで悲鳴を上げるぐらいの快感・・・
真琴はそれを嬉しそうに聞きながら先端を口に含んだ。

「マコリンのフェラ、腰が抜けるぐらい上手いぜ」

健二は楽しそうに言って真琴の尻を撫でる。

「由佳里ちゃんも里菜ちゃんも見ておくといいよ・・・すごいテクだからさ」

敦がそう言うと、元々興味があった二人は生唾飲んで食い入るように見る。

「いやっ、だめっ!、こんなの持たない!!」

下半身が痺れて抜けそうなぐらい気持ちよい。
舌や口の使い方だけじゃない。
清楚な和服美人がメス顔になってしゃぶる姿や男に媚びる表情が更に欲情を誘うのだ。

悠馬はというと声にならない声をあげ、顔をしかめる。
真琴は自分のモノを咥え、吸い付き離さない。
身体は敦にホールドされて身動きできない。

「ちょ、ダメ、だって…」
男として情けない言葉と表情。
それを真琴だけでなく由佳里と里菜の前で見せてしまっているのだ。

「出すなら思いっきり出せよ、マコリンは全部飲んでくれるからね」
健二の言葉は悠馬の耳に届いただろうか。
このままではいろんな意味で真琴に吸われてしまう、悠馬はそう感じた。

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