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そして、少女は復讐する
官能リレー小説 - その他

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そして、少女は復讐する 26

さすがにナイフは捨てたものの、暁美はまだ憮然とした表情で目の前の初々しい?擬似カップルの様子を見届ける。

悠馬は自分からリードしようとしているようだが、やはりそこは童貞。
どこからどう見てもぎこちない。

「ユーマ兄さん、無理すんなぁ」
「まあまあ暁美、黙って見てようよ」

里菜がふと気付いた事、今あたふたと情けない顔をしている悠馬は暁美に背を向けていた。
最悪の事態に備えて庇う為か暁美は悠馬なら刺せないという算段か、いずれにせよ彼は里菜を守る行動に出ていた。

里菜が『あいつら』から寄越された情報で彼はパシリの三文字で要約されていた。
余程観察眼のない人間か、特に近しくもない人間による風評を集めてようやく三文字。

今、里菜と抱き合っている同級生は不良グループまでも引き連れ危機に駆け付ける甲斐性を見せた。
しかもこうして半ば本能的に弱き者の盾となる行動にまで出て見せた。

「して、いいよ。」
「え…あ…うん?」

気が付くと里菜は悠馬に唇を重ねていた。

「自分だけで気負わないで、セックスは二人でする事でしょ?」
「え?あ?いや?でも男として…。」

まだ困惑気味な悠馬の腕からゆるりと里菜の頭が抜け出し、彼女のアホ毛が薄い胸板をくすぐった。
そして極度の緊張で弛緩した彼のペニスに里菜の生暖かい吐息、厳密には鼻息だろう。

里菜はガタイ以外は何もない脳筋の暴走男子と比べてしまった。
悠馬自身のサイズは平常時で、勃起状態を腕付くで口に含ませた彼等と互角。
里菜の知識外の話をするなら、彼等の一人は過度のオナニーで包皮が弛んだ仮性包茎、ズルムケだった後の二人も同様の理由で不自然に黒ずんでいた。

そこへ悠馬はどうか、幼い頃から丁寧に皮を剥いて手入れしてきたのだろう、例えるなら徹底して磨き上げた無垢の銘刀。
ボスザルのDNAに加えセックス実戦の返り血と淫水、時には卑怯喧嘩の金的にまで叩き上げられた鉄也の逸物と対局を為す存在。

超武闘派不良グループの鉄也が認めただけあって、一見頼りないが精神的にも性的にも漢の才覚を持ち合わせている。

あの暁美がご執心な悠馬を理解した里菜は自らの陰核をさすりながら、目の前にある男性自身を口に含んだ。

「はむ。」
「あ…。」

キスをした程度なのに秒単位で膨れ上がる、それに驚いた里菜は歯が当たって彼を傷つけぬ様、咄嗟に身を引いた。

「えっと、あの、ごめん。」
「すごく…大きい…かも。」

亀頭の張りも竿の血色も良く緋色に染まって反り返る逸物は、未熟な里菜には辛いと本人にも解っている。
悠馬の不器用な雰囲気から手マンやクンニなど知らないだろうと予測して、里菜自身でいじくり回していた亀裂が更に濡れる。

「長坂…?」
「はい…!」

覚悟を決めた里菜がベッドに身を預けた。

「い、いきますっ!」

上ずった声の悠馬が里菜に覆いかぶさり、巨大な逸物を割れ目に宛てがう。
無理矢理であれ貫通させられたそこは、巨根を受け入れるが里菜は苦しそうな呻きを発する。
これ以上になく膣が広げられ苦しい・・・
圧迫感が凄いのだ。
しかも、里菜はやや膣長が短めなのか根本まで入りきらず奥に到達。
ズンと子宮口を突かれ全身に痺れが走る。

「だ、大丈夫?!」

焦り顔の悠馬の実は辛い。
セックス=快感と未経験ながら考えていた悠馬だったが、実際の膣内は非常に狭くてきつくて痛い。
自らのが大きすぎる所以なのだが、そこまで性知識が多くない悠馬は若干パニくってる。

「長さ・・・悠馬くん、動いて・・・」
「い、いいの?!、本多さんっ!」

本多さんと呼ばれた里菜の細い目が見開かれ、悠馬の腕をつねって睨み返す。

「あたったっ!!、なにっ?!!」
「里菜って呼んで!」

更に混乱する悠馬。

「り、里菜さんっ!!」
「里菜!、呼び捨てしてっ!!」

この辺の女心は悠馬に分からない。
捨てられる恐怖と依存心が強い本多里菜の内面的な部分もあるが、精神的にはこれがロストヴァージンなのである。

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