牝奴隷たちと御主人ちゃん 75
(あぁっ、男の人はしゃぶられるとこんなに気持ちいいんだ。今度、若様のをしゃぶってあげよう。すごい気持ちいいっ、はあぁん!)
サラが御主人様にするように先端からくわえて、鈴口からカリ裏まで口の中で舐めまわし、頬をすぼめて頬の内側で扱くつもりで吸い、喉奥近くまで入れさせて、また先端だけしゃぶるのを頭を揺らして、じゅぷじゅぷと口内に溢れてくる唾液を舌で塗りつけるように愛撫する。
「ん、ふぐっ、んんっ、んっ……じゅぷじゅぷ……んっ」
サラが目を閉じて、オルガの腰をつかんで鼓動のリズムで頭を揺らしておしゃぶりを続ける。
「……あぁっ、だめっ、ひやぁゃん……あっ、あぁっ、ん……ふあぁぁっっ!!」
サラがクリトリス勃起がびくびくびくっと脈打ち始めると、ぱっと口から離す。先端からは白濁したものではなくキラキラとした粉雪のように変わる粘液が放たれ、オルガの小麦色の腹部や下乳のあたりまで飛び散っていくのを、サラが見てつぶやいた。
「なんか、とても綺麗……」
オルガは絶頂していた。クリトリス勃起がまだ勃起したまま放ち終えてもひくひくと脈打ち続けている。オルガの陰花からは愛蜜が流れ落ちている。全身を絶頂の小刻みに痙攣させながら。
「気持ちよかった?」
サラはそう聞いて、ゆっくりと立ち上がる。オルガが恥ずかしそうに、こくんとうなずきサラから目を反らして顔を紅潮させてぐったりと脱力しきっていた。オルガの肌の上からキラキラした光の粒がすうっと消えていく。
(あっ、しまった、契約の方法を聞き出す前に、いかせちゃった……)
とサラは思ったが、手遅れだった。
オルガと精霊の化身の二人が同時に絶頂してしまったことを知らない。
精霊のエネルギーを浴びたところの肌に熱さを感じ、絶頂の快感だけではなく、暖かいぬくもりのようなものが、波紋が広がるようにじわじわと広がっていく。
「サラさん、すごい上手ですね」
「いや、その……ほめられても、ちょっとねぇ」
オルガがしばらくして落ちついたらしく、ゆっくりと上半身を起こしてサラを見上げる。
「オルガ、精霊は?」
「同化してしまったみたいなんですよ」
「え、どういうこと?」
オルガと精霊が同時に絶頂した同調によって融合してしまったらしい。このままだと、オルガは自分の肉体に戻っても精霊の宿りし剣ならぬ、精霊の宿りしオルガとなってしまう。しかし、どうしたらいいかわからない。
「で、戻ってきたんだね」
「そうなの」
石棺から出て御主人様とネコマタのキヨマサにサラが説明する。オルガは、まだ石棺の中で眠ったままである。
「退魔師として契約するはずが、精霊を仲間に宿らせて戻るとは思いませんでしたなぁ……」
「オルガは目をさまさないの?」
「もともとオルガの魂だけの肉体ですから、新しい魂となったので、肉体になじむまで時間がかかるのでしょうが、いずれ目をさますかと」
「よかった。このまま、オルガが死んでしまうかと、心配になっちゃったわよ」
オルガが眠り続けている間は、操縦士がいないのでゴーレム帆船を出航できない。
半魚から人型になったマリンの隣で、腕を組んで精霊の話を少年から聞いたギルが、オルガが精霊の化身としてふたなりになるかもしれないと聞いて、唖然としていた。
「キヨマサによると、オルガを目ざめさせるためにギルとマリンに協力してもらわないといけない」
「おいらたちは何をすればいいんだ?」
オルガは目を閉じて眠ったまま、両手の手首は革ベルトでベットの脚につながれている。
マリンは、オルガの勃起したクリトリス勃起を優しく愛撫していた。