牝奴隷たちと御主人ちゃん 53
「アン、大丈夫?」
「……はぁ、はぁ、はぁ、なんか頭が、ぼおっとして……この子たち、どうしちゃったの?」
立ち上がったがふらついて、倒れかけたアンにケイトが抱きつかれた。
「アン、今まで刺されたことは?」
「うちの子は……刺したりしたことないよ……はぁ、はぁ……」
ケイトは刺されたら、意識が朦朧として、すぐに体全体が火照り出す。すると感度が上がって、とても感じやすくなるのを知っている。
「無理に動いちゃだめ、ゆっくり横になって、そう、じっとして」
「はぁ、はぁ、あぅっ、んっ……」
アンを床に仰向けに寝かせてみるが、どうしたらいいかケイトにはわからない。
そうしているうちに、アンが尿意を我慢しているときのようにもじもじと身をよじらせる。
熱い吐息とかすかな喘ぎ。
アンが欲情しているのを必死に我慢しているのがケイトにはわかった。
きゅいきゅい!
両膝をついてアンを不安げな表情で見つめているケイトの脚に、鳴き声を上げてじゃれついてきたのはアルベーヌの妖虫。
「おっぱいほしいの?」
アルベーヌの妖虫を抱き上げると、甘えたように頬にすりよってくる。
ケイトは椅子から立ち上がれずに足首を吸われているアルベーヌを見て驚いた。
スカートの布地の股間のあたりが、男性の勃起があるように盛り上がっている。
アルベーヌはスカートをめくり上げて、クリトリス勃起を露出すると、我慢しきれなくなってケイトが見ている前で、クリトリス勃起を上下に扱き始めた。
(おっぱいあげたら、この子みたいに、おとなしくなるかな……)
ケイトが欲情している三人を見て考える。
ケイトの妖虫が這いずり、アンに近づいた。アルベーヌの妖虫をケイトが抱きかかえているので、アンに授乳してもらう気のようだ。
ケイトはアンの胸元を大きく開いて乳房を露出させると、妖虫を仰向けになったアンの腹部に乗せてみた。
アンは、ケイトの妖虫に乳首を吸われると、気持ちよさそうな声を上げて、妖虫をぎゅっと抱きしめた。
(うちの子はアンのおっぱいをもらってるから、大丈夫ね……なんか浮気されたみたいで、複雑な気分だわ)
アルベーヌが椅子からずり落ちて、床に仰向けに倒れる。カリーナの妖虫は足首を舐めまわすのをやめて、アルベーヌの巨乳に這い上がろうとしている。
ケイトは急いでアルベーヌの胸元を開いて、巨乳を露出して離れた。
カリーナの妖虫に刺されずにすんだ。
「ああぁっ、いいっ、もっとぉ……あぁっ、んっ、あっ、いいわっ!」
アルベーヌはクリトリス勃起を激しく扱きながら、カリーナの妖虫に授乳した。
普段の落ち着いた雰囲気からは想像できない乱れっぷりで、見ているケイトのほうが恥ずかしくなった。
「いい子ね、もう少し待って」
アルベーヌの妖虫をケイトは優しく撫でると、アンの妖虫の糸触手に絡みつかれているカリーナにゆっくり近づいた。
うねうねと動きまわっている糸触手にケイトも絡まれそうな気がしたからである。
カリーナは椅子の脚に左右の足首を拘束されている。股を開かされている。
手首は椅子の背もたれのうしろでまとめられて、ぎっちり縛られている。
背もたれに体も縛られて、胸のふくらみが突き出されて見える。
体を拘束している糸触手の先端は、服の隙間から入り込んでいる。乳房に巻きついて巧みに揉み上げ、乳首を弄っている。
舌を縛られ、ひっぱられていて、カリーナは鼻にかかった声で喘いでいる。