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人生間違えたかな?
官能リレー小説 - その他

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人生間違えたかな? 5

頭がグラグラする。山岡君とのセックスの場面がフラッシュバックしていく。
あの時、私はどんな顔をしていた?どんなことを言っていた?思い出せない。
私は自分の体を見下ろしてみた。そこには確かに男にはない膨らみがある。
でも、それは、ただの飾りにしか感じられない。
思い出せるのは山岡君が見知らぬ男のアナルを犯している光景だけ。
バックから山岡君のモノに貫かれた男は歓喜の声を上げていた。触れられてもいないのに、股間のソレは勃起し、だらしない汁を流している。
その見知らぬ男と私が重なっているかのように感じる。
山岡君はその男のペニスを握って、扱く。
 「ああっ…やめて!やめて!」
 私は頭を抱えた。
 「どうしたの?」
 「ごめん、ほんと、山岡君、悪くないから。私が、悪いの…ごめん、今日はもう、帰っていい?」
 「あ、うん」
 山岡君は、やや残念そうに言った。私は急ぎ服を着て、山岡君の方を見ずに、山岡君の家を出て、やや小走りに家に帰った。
 まだ、頭はグラグラしている。私は布団をかぶった。

 「女としての人生は、あまりうまく行きませんでしたか?」
 頭の中に直接、女の人の声が聞こえた。
 「え、あの…」
 記憶が蘇ってきた。前回この声を聞いたとき、私は男としての人生が嫌で、女として生まれ変わったのだった。
 「質問に、答えてください」
 「はあ、そうですね…女になったからと言って、楽しい人生が待っているわけでは、なかったです」
 「では、あなたに、3つの選択肢を与えます。
一、男ばかりの世界に生まれ変わる
二、男女完全平等の世界に生まれ変わる
三、ふたなりの世界に生まれ変わる」
 「一は、一だけは、絶対に、嫌です!」
 私は…もう、一人称は、私では、ないかな…反射的にそう叫んだ。
「そうですか、じゃ、二と三のどちらが良いでしょうか」
「えっと、正直、よくわかりません」
「ふむ…まぁ、それも当然でしょうね。では、少しサービスしますよ。今回は特別です」
次の瞬間、私の意識は暗転した。
目が覚めた。
ここはどこだろう?辺りを見回す。
古代ギリシャの神殿のような、柱が並び、天井が高い部屋。
床には大理石が敷き詰められている。
私は全裸で寝そべっているようだ。
隣には山岡君が同じように横たわっていた。山岡君も裸だ。
その顔を見ていると、もし自分が男に戻ってしまったら山岡君との仲はここで終わってしまうのだろうか、そんな思いが浮かんできた。
 私はまだ、女の体でいる。胸の膨らみは、山岡君のところにいたときとは異なって、きちんと自分のもののように感じられた。私は、両手で自らの胸を掴んだ。ちゃんとした、感触。
 そして、私は右手をさらに体の下の方に移動させ、脚の付け根に触れた。
 「ひゃ!」
 声を出してしまった。 
 山岡君がこちらを向く。

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