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続・全てが叶うスマフォ
官能リレー小説 - その他

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続・全てが叶うスマフォ 33


―授業が終わる。
ちょうど4時間目で、昼休みに入る。

いつものように屋上で一人、弁当を食べていると次第に外がにぎやかになってきた。
何事かと思って下を見ると、いくつかのグループの男女がバレーボールに興じていた。

あー…そういえば、球技大会か…
今年はバレーボールだっけか。

そこへ愛理と詩緒里・茜、未沙に千早・由希・アリスをはじめクラスの面々がやってきた!真純先生も一緒だ!

「一郎君!バレー(ボール)しよ☆一郎君は私と詩緒里ちゃん・茜ちゃんとソフトバレーに参加するから…」愛理に言われた。

男子と女子の人数が半端な俺のクラスはどう言う訳かソフトバレーに男女混合で参加出来るようになった。



…とはいえ、その数は限られていて、男子生徒はレシーブやトスを主とするいわゆる『リベロ』の扱いとなる…というハンデがあるのだが。
まあ、女の子と一緒にプレーできるのは個人的にうれしいことだが。

屋上に大人数集まってしまった。
広い場所で練習しましょうという真純先生の言葉を受け、俺達は体育館に移動する。

「もうすぐ球技大会、今年は『バレーボール祭り』なんだって。まあ、そういうコンセプトはいいとして、絶対勝ちたいじゃない」
「そうだねー」
アリスの強気な言葉に同調するのは愛理。

「というわけで、これから大会まで特訓だよー」
『おー』
バレーボール部のムードメーカー・千早の言葉に一部の女子が同調し掛け声を上げる。

「…な、なんか、盛り上がってるんだね」
「…ちょっと不安だなー」
「…足引っ張っちゃいそうだなぁ」
そんな中、困惑した顔をする女子が3人。

本永真理子・千葉愛美・小倉共恵。
皆おとなしい性格だが、クラス屈指の美少女。
ただ、この3人には『運動が大の苦手』という共通点があった。

「不安か?」
俺は3人に尋ねる。

「うん、まあ…私たちが何かやらかして、そのせいで負けたら、なんかクラスにいられないというか、嫌な雰囲気にさせちゃうし、私もそれは嫌だし」
そう言う共恵の顔は笑顔ではあるが、どこか困惑した表情だった。
「正直こう言っちゃダメだとは思うけど、サボったほうが気が楽になるかなーなんて思うんだよね」
その顔には、寂しさも見えた。

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