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性先進国
官能リレー小説 - その他

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性先進国 13

そう言いながらリズは一郎の頭に腕を廻し、もう一度キスをする。
「私が子供のころは義勇軍も今よりももっと強力だったわ。
 とくに東部では反シタルネンの宣伝活動も盛んで、私も自然と覚えたの。」
「そういう環境だとリズも義勇軍に惹かれたりしない?」
「私はそんなことなかったわね。」
リズはワンピースのボタンを外し、ノーブラの豊乳を露出させた。
「だって考えてもみて?こんなにも素晴らしい事をやめられるわけないじゃない。」
 リズはさらにキスを続けながら、一朗の上着のボタンをはずし始めた

「…学校に、上がって、男の子とキスしたり、触れ合ったり、特に夏は、裸になったりすることが当たり前になった…ヤランネンの学校に転校していく友達も多かったけど、私は、それが気持ちよかった…自分が気持ちいいだけじゃない。お互いを思いやって、気持ち良くすることを…学校で自然にやってきたの」

 リズと一朗は上半身の素肌をあわせ始めた。

「8歳で初潮になって…祝福されて、そして、一番仲良かった男の子との初体験だったんだ…この国でも初めては大切なんだよ」
「痛く、なかったの?」

 一朗は聞いた。

「痛かったことより、幸せな気持ちの方が大きかったよ…それから、いろんな男の子とセックスして…」

リズは愛しげに一郎へ柔肌を擦り付ける。
2人はカーペットの上で絡み合いながらさらに服を脱いでいった。
「色々なセックスを試すことに皆夢中だったわ。
 一歩一歩大人になっていくんだって実感できもの。」
一郎のズボンと下着が脱がされ、その既に勃起した巨根が飛び出すと、リズは細い指を絡めた。
「それから…?」
「そのうちヤランネン派の学校に移って行った友達も戻ってくるようになったわ。
 あっちはつまらないからって自分で辞めた子やあっちの学校では禁止だった異性交遊で退学になった子
 生徒が減って学校が閉鎖になったから仕方なく戻ってきた子…色々だったけど
 私たちに交じってセックスをすればまたすぐに仲良くなれた。」
「そうなんだ…」
 いつのまにか、リズはワンピースをすっかり取っていた。下着はつけていなかった。

「セックスは、仲良くなれる一番いい方法と思うの。外国人の友達が増えても、自然に仲良くなれた…」

 すっかり裸になった二人はさらにお互い密着し合った。

「外国人…」
「外国人が増えるにつれて、その子供も連れてくることがあるから…その中でも…日本人の男の子が、とっても礼儀正しかった」

 一郎は、その男の子も、自分が異動内示の日に味わったのと同じカルチャーショックを味わったに違いない、と思った。

「彼はもう、日本に帰ってしまったけど、私はそれ以来日本に興味を持って…首都で、日系企業の求人があったときに、応募してみたんだ」
 リズは、一郎が前まで勤めていた会社に入ったきっかけをそのように語った。
「…やっぱり、一郎の赤ちゃん妊娠したいな…」

 リズは一郎の巨根をそっと握った。

「リズは、子供は…聞いていいのかどうか分からないけど…」

 一郎は、キョウコの5人の子供のこともちょっと思い出していた。
「息子が一人。今12歳」
「家で待っているの?」
「ううん…東部で、寮にいる…こっちの会社に来るときに、連れて来ようと思ったんだけど、友達と離れたくない、って寮を選んだ…今回、会社無くなるから、東部に帰ってまた一緒に、って思ったんだけど『お母さんが帰ってきても寮に住む』って…友達とセックスするのがいいのね…」
 リズはちょっと苦笑いした。

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