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性先進国
官能リレー小説 - その他

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性先進国 2

ワゴン車の前に立っていた赤毛の女性に握手される。
白いスーツの襟に留められた社章からしてこの女性もセクロス支社の社員なのだろうが
リンダと同じくスタイル抜群。何も知らされなければ女優か何かと思うだろう。
そしてそのまま女性に腕を引っ張られ、リンダにも背中を押されて
スモークガラスで中の様子がわからない車の中に一郎は押し込まれてしまった。
実は、年齢=恋人がいない歴で、手を握られただけで心臓が爆発し疎なぐらいにドキドキしていた。
セクロスという名を聞いた時にもしかしたらそういう思いをという期待もなくはなかったが、風俗にも行った事がないため、もしチャンスがあっても飽きられるだろうなと思っていた。
そんな風に考えていた一郎であったが、車内に入った瞬間後頭部に手がかかり
顔面を何か柔らかいものに押し付けられる。
「うぷっっっっっ!!??」
一郎はそのままぎゅっと抱きしめられ、押し倒された。―――大型のワゴン車内はまるでベットのように改造されていたのだ。
むにむにとした感触を顔中で味あわされた後やっと離されると、くりくりとした眼と目が合う。
「初めましてサトー、これからよろしくね。」その眼の持ち主――やはり女性――はそう言った。
一郎の上でニッコリと笑うその笑顔はとても眩しかった。が、その時一郎はとんでもないことに気付いた。
女性は何も身に着けていなかった。
先ほど一郎の顔面に押し当てられた乳房も何もまったく隠していないのだ。
さらに車内には他にも何人もの裸の女たちがぎっしりと詰まっていた。
今一郎を抱きしめている女性は褐色の肌の持ち主であったが、車内の女たちはリンダのような白人もいれば浅黒い肌の黒人、一郎と同じ東洋人もおり
人種は千差万別、だが皆抜群のスタイルを誇る美人という点で一致していた。
そして一郎に続いて車に乗ったリンダと赤毛の女性もドアを閉めると同時にスーツのボタンを脱ぎ始めた。
「なんでみんな裸なんですか!!」
あまりの光景に動揺を隠せずにいた一朗にリンダは衝撃の事実を告げる
「そんなのエッチするためよ♪サトーは私達とエッチする為にセクロスに行くんだから」
「え、エッチするためぇ?!」
一郎は耳を疑った。
が、そんな余裕は周りの女たちが一斉に一郎を脱がしにかかったことで消し飛んだ。
「うわッ…ちょ…やめ…」
一郎も抵抗しようとしたが相手は10人ほどもいるのだ。瞬く間にスーツもなにも脱がされる。
たちまち一郎も全裸になってしまった。

「こういうのを日本では『裸の付き合い』というのかしら?
 隠し事をしないのは人間関係の基本だと思わない?」
「はあ…」
一郎の目の前には生まれたままの姿のリンダがいる。
服の上からでもわかった豊満な体は素晴らしく、脂の乗った胸や太ももが丸分かりであり
それを堂々と晒されるとかえって目のやり場に困る。
一郎の周りはやはり裸の女性たちがぐるりと取り囲み、皆微笑みを浮かべている。

脱がされたときは逃げようかとも考えたがすでに車は発進してしまっており
そもそも周りを囲まれては不可能。
ベッドのようなワゴン車内で一郎は裸で正座し縮こまっている状況だ。

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