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ノーマンズランド開拓記
官能リレー小説 - その他

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ノーマンズランド開拓記 23

クラウスから報告を聞いたミシェルは卒倒しかけ、それをジェシカが支える。
ルークは驚きのあまり表情を失った。

「追手は差し向けなかったんだよね」

「はっ、ここを危機に晒すわけにはいきません・・・」

同じく表情の無いクラウスに、ルークは立ち上がり頭を下げた。

「すまない・・・クラウス・・・」

頭の中で追わないと言う選択が正しいのは分かってる。
しかし、やりきれない。
だが、自分以上にクラウスがやりきれないのはルークにも理解できていた。

「また夜襲があるかも知れない。今夜は全員、不寝番で砦の守りを固める・・・皆にもそう伝えてくれ」

「はい、ルーク様」

辛い状況でも淡々と主従は行動する。

ルークは翌日から陣頭指揮に加わり、開拓団は開墾作業を再開したのであった。


一方、エリスはハロハ達と共に舟で砦のある岩山から離れていった。
既に彼女は服を脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿で、ハロハの膝の上で胸を揉まれていた。
他の2人は男だった。
体格は大きいがハロハよりは小さく、その表情にはあどけなさが残る。
どうやらまだ少年のようだ。
1人が船の帆を操り器用に進む。
それなりの技術があるようだ。

「あんっ・・・久しぶりの再会なのに・・・またおっぱいなの?」

そう言うがエリスは全く嫌がってない。
それどころか既にアソコは水浸しだ。
すると少年の1人が近寄ってくる。
全裸だ。
年端もいかないようだが、その男根はエリスの腕ほどもあるサイズである。
少年は覗き込むようにエリスに近付き、無遠慮に胸を触る。
彼の発する言葉から、胸を褒めているのは分かる。

「ありがとう・・・」

エリスが微笑み答えると、少年は若干はにかみながらエリスの胸をこねた。

「んっ、はぁ・・・」

エリスの艶かしい声に少年の顔が更に近づく。
エリスは少年の首筋に手を回すと、唇を重ねた。
もうハロハ達と何度もやっていて抵抗は薄れてる。
少年は唇を貪るように吸い付き、腰を前に突き出した。
今度はハロハから甘い声。
唇が離れ、揺れる座り心地に不審に思い下を見ようとするが、エリス自身の巨大な胸が邪魔で下は見えない。
なので揺れる中必死で身体をずらし、ようやく見えたそこは、少年とハロハが結合してる様子だった。

少年は動いていない。
ハロハが甘い声を上げて震えてる。
それが揺れの正体らしい。
エリス自身知識がないのだが、彼らはピストン運動をしていないのだ。
そしてエリスを挟むように少年とハロハがキスをする。
ビチャビチャと互いの唇を貪る音。
少年の手はハロハとエリスの胸を、ハロハの手はエリスの胸とアソコをそれぞれ弄りながら、ピストンもせずただ繋がったまま唇を貪る。

「ああん、すごいぃ・・・」

その男の股と女の股が結合する行為が気持ちよさそうなのはエリスにも分かる。
そしてこれがミシェルの言っていた行為なのもぼんやりと分かった。

「…アッ…アァン…♪」
ハロハは気持ち良さそうに喘いでいる。
この少年が彼女の夫なのか…そうでないのか…そもそも夫婦という概念が彼女達にあるのか…それすらエリスには解らない。
だがエリスには不思議と恐怖も後悔も無かった。
むしろ彼女の心は晴れ晴れと澄み渡っていた。
これこそ彼女が本当に望んでいた事だったのだ。
このまま先住民の村に連れて行かれて…それからそこで一体どんな事が起こるのか…それを考えるだけで期待と興奮でエリスの胸は高鳴るのだった。
空には美しい満月と星々が輝き、彼女達の行く先を優しい光で照らし出していた…。


一夜明けて…
「エリスを取り戻しましょう!!」
開拓団の幹部達が顔を揃えての会議の席上、ジェシカが第一声、そう高らかに宣言した。
「まず斥候部隊を出してヤツラの集落を突き止め、我々の持てる限りの全戦力をもって一気に叩き潰します!!」
ジェシカには普段の冷静さは無い。
妹が浚われた(?)のだから当然だ。
「俺も賛成です!!これでヤツラが敵だって事がハッキリしたんだ!!ヤツラは開拓事業を進める上での重大な障害だ!!多少の犠牲を払ってでも今の内に排除すべきです!!」
まさに我が意を得たりとばかりにベイウッドも賛同する。
「…確かに、二人の言う通りかも知れないな…」
ルークの気持ちも先住民との戦いに傾いていた。
彼にとってもエリスは幼い頃からずっと一緒で姉のように思っていた存在なのだから…。
「「「……」」」
他の者達はとてもではないが口を挟める雰囲気ではなかった。
そこにクラウスが質問を投げかける。
「…持てる限りの全戦力を投入して…それで負けたらどうする?」
「そ…それは…」
ジェシカは答えられなかった。
代わりにベイウッドが叫ぶ。
「こっちの武器は銃と大砲ですぜ!!どうやったら石器の槍や弓矢に負けるんです!?」
「…我々は正規の軍隊ではない。兵士達は農民に銃を持たせただけの民兵だ。逆に先住民達はどうやら戦い慣れした熟練の戦士らしい…いかに武器だけが優っていようと、それを使う人間が劣っていては話にならん。特に森の中での戦いとなれば素早く自由自在に動き回れる先住民達の方が圧倒的に有利だ。最悪、全滅も有り得る…そうなったら砦に残った女子供達を誰が守るんだ?」

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