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ノーマンズランド開拓記
官能リレー小説 - その他

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ノーマンズランド開拓記 11

その日もエリスは牢へ行く。
多少の気恥ずかしさはあっても脱ぐのは嫌ではなくなっていた。
特にハーヴィンがレポートをまとめるのに忙しく、またハロハとウザラが彼女にあまり気を許さないので、最近ではもっぱらエリスが相手をして引き出した情報をハーヴィンがまとめる形になっていた。
そして、この洞窟には誰も近づかない。
異形の蛮族が怖くて女達は敬遠するし、男達にも刺激が強すぎる。
したがってハーヴィンとエリス以外は殆どここには来ない訳だ。
「ハロハ、ウザラ、来たよ」
「エリィス、キタ!」
「エリィス、ココ、クル!」
多少覚えた言葉で喜ぶ2人。
大きな身体だが子供のように無邪気だ。
エリスも優しく微笑むが、その笑みには乙女と思えぬ艶・・・
彼女の女陰は湿り気を帯びていた。
そしてエリスは躊躇せず檻の鍵を外し、中へと入っていく。
ハロハ、ウザラは嬉しそうにエリスに抱きつくと彼女の顔を舐め始めた。
「ふふっ、くすぐったいわ」
まるで大きな犬のような反応だ。
今ではこうして中に入るために鍵を外しても彼女達は逃げようとしない。
まだ意思の疎通がうまく行っていないので何故かは分からないが、仲間たちの所へ帰るよりもエリスと居たいようなのだ。
エリスも情が湧いたと言うか、何と言うか・・・
少しずつ意思の疎通が出来るようになっていく事が楽しくなってしまった。
それによって少しずつ分かった事もある。
彼女達の部族はそれなりに大きいが、他にも複数の部族がいること。
そして彼女達は戦士階級らしく、部族内で戦士は地位が高い事。
それより上位の地位が『巫女』のような職業で、戦士は巫女に仕える存在らしい・・・
ただその巫女というのが何なのか分からない。
ハーヴィンと推理した結果、仮に巫女と言う呼称を当てはめているだけだ。
そしてこれも推論だが、どうも彼女達はエリスをその何だか分からない巫女だと思ってるようだ。
そのせいか、エリスに対する扱いは丁重だ。
正確に言うと丁重かつ淫らだ。
快楽を与える事が巫女に対する奉仕なのかどうかは分からない。

エリスは、なまじ性に関する知識が無かったために、2人に与えられる快感の虜になってしまっていた。
ハロハはまるで幼児におしっこをさせるような大股開きの姿勢でエリスを抱え上げる。
「ああ・・・恥ずかしいわ・・・」
そうは言ってもエリスの女陰は既に滴るほど湿っている。
そしてハロハはエリスを抱え、ウザラの肩に彼女の脚を置いた。
ちょうど逆向きの肩車と言った体勢だ。
ウザラの鼻息がエリスの恥毛を揺らす。
くすぐったさを感じながらエリスは背中をハロハに預ける。
彼女のプリンプリンに張った胸の弾力を感じていると、ハロハは後ろからエリスの胸を揉む。
そして、ウザラはエリスの女陰に舌を這わす。
舌だけでなく指も使って女陰と尻穴を弄るとエリスは甘い声を上げた。
「はぁん・・・気持いいの・・・」
最初は舐められて汚いと思ってしまった。
だが、あまりの気持ちよさに失禁するほど達してしまった。
その粗相を彼女達は怒るどころか、喜んで小水を浴びた。

そんな倒錯的な行為がエリスを着実にメスへと変えていき、今では彼女の方が積極的に2人を求める程だった。
唯でさえ誰も来ない洞窟・・・
外からは中の様子が伺えない上に、この豪雨。
誰も来ないだろう。
エリスの嬌声はそれを知ってか、一段と大きなものになっていった・・・。

行為を終え、3人並んで余韻に浸る。
言葉はあまり通じなくても、何故か心は通じている気がしていた。
ぴったり身を寄せている2人の暖かい体温が心地よい。
だが、そろそろ戻らねばならぬ時間だ。
エリスの身体はまだ快感と温もりを欲していたが、これ以上は時間的に無理だ。
ハロハとウザラも捨てられた子犬のような目つきでエリスを見ているのが心苦しい。
だが、今日の彼女達は何を思ったか、乳首に付けていた獣の牙のピアスを抜き取った。
「・・・?」
訳が分からずキョトンとするエリスの乳房にそれぞれが片乳から取り外したピアスを押し付けニコニコする。
「これをくれるの?・・・」
「エリィス・・・コレ、クレルゥ・・・」
胸に付けろと言う事だろうか・・・
どうしていいか迷ったままエリスはピアスを受け取る。
何かそうする意味がある気がした。
いや、何か予感めいたもので、エリスはこれを受け取らねばならない気がしていた。
「ありがとう・・・大事にするね・・・」
まだ付ける勇気は無いが、それを笑顔で受け取る。
そして彼女達から離れると、いつもより大人しく彼女達はエリスを見送った。
後ろ髪を引かれる思いだが、握りしめるピアスが彼女達との絆を感じていた。
そして檻を閉めると、入り口に向かって歩く。
相変わらす外は激しい豪雨。
服を着ても余韻の火照りが服を邪魔に感じさせた。

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