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新婚生活
官能リレー小説 - その他

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新婚生活 3

神社の境内は、様々な露店が軒を連ねており、すでに溢れんばかりの人で賑わっていた。
「フフフ・・・お祭りなんて、本当に久しぶりです!!」
良子はまるで子供の様に瞳をキラキラと輝かせる。
二人は一緒に射的をしたり、買い食いしたりと、しばらくの間時間を忘れて楽しい時を過ごした。
「信弘さん!そろそろ花火大会が始まりますから、見に行きませんか?」
「ええ・・・でも、今からじゃ良い場所はもう取られてるかも知れませんね・・・」
信弘の言葉に良子は悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
「安心して下さい信弘さん!とっておきの場所が在るんです!!」
そう言うと良子は信弘の手を引き神社の境内を後にした。



「へえ、こんな所が在ったのか・・・」
街に幾つか在る小高い丘の一つに上った信弘は、そう言って感嘆の溜息を吐いた。
「ウフフ・・・どうです?中々の絶景でしょう?」
見るとこの丘からは街が一望に見る事が出来た。
しばらく街の夜景を二人で肩を寄せ合い見ていると、大きな爆発音と共にカラフルな色彩の花火が、夜空に色とりどりの花を咲かせていく。
「綺麗・・・」
良子は次々に夜空に舞う花火を見ながらウットリとした声で感嘆の溜息を吐く。
信弘が傍らの良子を振り返ると、月明かりと花火の色彩に照らし出された浴衣姿の艶やかなうなじが目に飛び込んできた。
(君の方が綺麗だよって言うべきかな?)
信弘は咄嗟にそう思ったが恥ずかしいので止めた。
やがて次々に花火が上がっていき、一時間ほどでこの豪華絢爛な空のショーは終わった。
「・・・じゃあ、帰りましょうか?」
花火大会が終わりしばし余韻に浸った後。信弘はそう言って丘を降りようとした。
だが、そんな信弘の服の裾をとっさに良子は握りしめた。
「・・・・・・・信弘さん・・・もし、良かったら今ここで私を抱いて下さいませんか?」
「え!?」
「僕でいいのか?」
良子は顔を赤くしながらうなずいた。
「わ、私のしょ、処女をあなたに・・。」
良子は信弘を抱きしめて、信弘の口にキスをした。


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