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バトル・ザ・ヴァンパイア
官能リレー小説 - その他

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バトル・ザ・ヴァンパイア 7

「ん? ふふふ・・・そんなに抵抗するな。 全て私に委ねるがいい・・・」
彼のわずかばかりの抵抗に妖しい笑みを浮かべながら、優しく言い聞かせるアリシュラ。
その声音は、とても温かく意識がボンヤリとしている智には心地よく脳に浸透し、初めて感じる異性の快楽をもっと感じたい欲求も徐々に彼の理性を蝕んでいく。

そして、彼女の頭を押しのけようとしていた手の力も抜けてただ添えてあるだけとなった。

「そうだ・・・それでいい・・・アリア、膝枕と枕を退かしてやれ」
「はい、お嬢様」
そんな智の様子にご満悦なアリシュラはメイドのアリアに命令を出した。
後頭部に感じる極上の柔らかさに女性特有の甘い落ち着いた匂い。頭を優しく包む両手。
まさに極楽とはこの事かと持って仕舞うほどのモノだ。腰下に入れられた枕は退かされ、凄まじいほどの眠気が智を襲う。

「まだ寝るなよ?」
「あぁッ?!!」
下半身から生じた何と言えない痒みに、智はビクリと体を上下させる。眠気など頭のどこかに跳んで行ってしまった。

彼の股の間。其処に陣取っていたアリシュラが、彼の勃起した肉棒を扱いたのだ。まだまだ異性の快楽に不慣れな智にとって、コレは不意打ちに等しいだろう。
「まったく・・・んちゅ、ちゅぷ・・・ん、んん・・・ちゅる、れろ・・・あむ、ちゅぽ、ちゅぷ・・・」
そして、彼の陰嚢に舌を這わせ始める。下から上へ舐め、シワをなぞるように動かし、口に含みモゴモゴとさせるアリシュラ。
そんな彼女の愛撫一つを受けるたびにゾワゾワとした感覚が智の背筋を走り抜け、脳天を痺れさせる。

(き・・・気持ち・・・いい・・・)

彼女の陰嚢攻めにすっかり感覚が麻痺してしまった智。先ほどまで感じていた羞恥も、今ではどうでも良く思えてきている。
「あぁ・・・ぁ・・・も、もっと・・・」
「んちゅ、れろ・・・んふふ、分かっている・・・」
やがて、彼の口から出た本音にアリシュラは嬉しそうに答える。
ビンビンに勃起した智の肉棒は、早く早くとせかす様に天に向かってそそり立ち、ビクンビクンと動いていた。

それに答えるかのように、細い指は、まるで絡み付くかのようにサオを握った。
皮が亀頭に被せられ、次ぎに、大いに捲られる・・また、被せられ・・捲られる・・
これを幾度となく、アリシュラの指は繰り返していく・・

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
智の呼吸が荒くなっていく。
吐き出す息、吸い込む息は、指の動きに合わせるかのように、胸板を大きく上下させた。

(・・・出したい・・・)
射精願望が意識の中に染み込んでくる。
窪みから染み出る先走り汁が、糸を引くように透明の線を腹筋へと垂らし、オイルを塗ったかのようにそこを輝かせている。

膝枕をしているアリアの手がソコに触れてくる。
腹筋の筋肉と筋肉が鬩ぎ合う溝を、つーっと、薄く爪先でなぞる・・

「ぅ・・・、くぁ・・・・ぁ・・」
漏れる吐息が甘く切ないものに変わった。

肉棒が更に太さを増し、脈筋がくっきりと浮かび上がる。
亀頭が淡い肌色から紅色へと染まっていく。

陰嚢から離れたアリシュラの唇が、蟻の門渡り付近を強く吸い上げる。

「あ!」
ビクン!ビクン!と、智の身体は爆ぜるように動き、少量の精液が宙に舞うかのように飛び散った。
「あぁッ・・・ぁ、あはぁ・・・」
ほんの僅かな射精でも、彼の口からは熱の篭った吐息が吐き出される。
しかし、それでもまだ彼の肉棒は衰える事無く天を向いていた。
「ふふ・・・そろそろ限界だろう? 一回、イかせてやろう・・・」
アリアの膝の上でクッタリとする智にアリシュラは可笑しそうに微笑んだ。
蟻の門渡りから口を離し、ぺロリと舌なめずりをしながら、その目は真っ赤に染まった亀頭に目標を定めている。

「ん・・・んんッ、ちゅ・・・んちゅ、ちゅぷぷ・・・じゅるッ、じゅるる・・・んンッ・・・」
「あぁッ! ぁあ・・・うぅッ・・・!」
ゆっくりと、彼女の舌が智の亀頭を舐めまわす。
時折、ザラザラとした舌が裏筋やカリ首を何度もほじられ、口内へと招かれれば生暖かい空間が肉棒を優しく包み込んでくれる。
そんな異性の快楽を前に、終にその時がやって来た。

「うッ、ああぁ・・・うああぁッ!!」
彼女の口内に爆発を起こした彼の肉棒。その勢いは凄まじく、止まることなく抑えていた欲望を吐き出していく。
「んじゅッ?!! んんッ、じゅるるッ・・・んふぅッ!!」
いきなりの射精に驚いたアリシュラ。顔を驚愕に色どられ、目も限界まで見開いている。
それでも彼女は、肉棒から口を離す事無く彼の吐き出す白濁液をコクコクと喉を鳴らしながら嚥下していった。

(き・・・気持ちよかった・・・)
射精を終え、体を支配する心地よい気だるさに智は恍惚とした表情で体をベットとアリアの膝枕に預ける。
やがて訪れた強烈な眠気に、彼は抵抗する事無く夢の中へと旅立った。

「すぅ・・・くぅ・・・」
「何だ。 寝てしまったのか・・・」
自分のメイドの膝の上で心地良さそうに眠った従者に、彼女は呆れた口調で智を見つめる。
「仕方ありませんよ・・・分からない事だらけの事が連発して起こったのです。 加えて、今日の疲れもありますから寝てしまうのは当然かと・・・」

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