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バトル・ザ・ヴァンパイア
官能リレー小説 - その他

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バトル・ザ・ヴァンパイア 6

蟲惑的過ぎる光景、人間では決して為し得ないその美貌。
ニーソックスと赤いフリルの下着を身に着けただけの、何とも艶やかなアリシュラ。
やや赤くなっている顔は上品な笑みを浮かべ、此方をジッと見つめていた。
「はぁ・・・」
智の口から出る熱い吐息。顔も微熱が出たかのように赤く、熱を持っている。
混乱していたのが嘘の様に静まり、ただただ彼女の裸体を魅入るばかり。
そんな彼に気を良くしたのかクスクスと笑いながら、ネコの様にベットへと侵入する彼女。
その際、ギシッとベットが音をたてた。

寒いはずの室内に何といえない熱気が充満し始めた。

智の疑問が解けた訳では無かった。
ヴァンパイなどと言われても、それを信じろと言う方が無理な話しだ。
それでも始めて見る異性の白い肌に、血気盛んな智の身体が疼かない訳は無い。

彼女がピンク色の前髪をかき上げる。
サラサラと指の間から溢れるそれと共に、あの甘い香りが、智の鼻孔内に浸透していく・・
もう、難しいことは何も考えられなかった。
脳内の総べてが彼女の色香に染まっていくのに、抵抗は無に等しい。

足元に佇むメイドのアリアゾルグが、ゆっくりとシーツを引いていく。
その滑りいくシーツすらも押えることはできなかった。
智はこの上ない羞恥を感じながらも、聳え勃つ己自身を、彼女の前に曝け出した。

男子高校生にしては「巨根」の部類に入るソレ。コレからの事を期待して変貌を遂げたイチモツは、天を突かんとする勢いでピンと上を向いている。
子供の腕程の竿には血管が浮き上がっており、その先の亀頭は見事に露出し真っ赤にはれていた。
ビクン、ビクンと動く智のイチモツ。ソレを見たアリシュラは恍惚とした表情で見つめる。
「はぁ・・・此処はもうこんなになっているぞ? 童貞の癖に随分立派なモノを持っているじゃないか」
羞恥で真っ赤になっている智を覗き込むように見下ろしながら、右手で彼のモノを優しく握り締める。
「うぅッ?!!」
少しひんやりとした手の感触、胸板に当たって潰れる胸の柔らかさ、時折首に掛かる熱い吐息。
今まで自慰以外に経験のない智には、それだけで果ててしまいそうな程の快感が背筋を駆け抜けた。
「何だ? まだ握っただけだぞ? それだけで気持ちいいのか? だったら・・・これは、どうだ?」
首を仰け反らせ、パクパクと口を動かす智を見て挑発的な笑みと口調で彼を攻めるアリシュラ。
そして、握っていた右手をゆっくりと上下に動かし始める。ニチュニチュとしたイヤらしい水音が、室内に小さく響き渡る。

「ぁ! ぁあッ・・・うぅッ、あぁ!」
彼女の右手が動くたびに、智は体をビクンビクンと痙攣させる。童貞である智にとって、異性から得る快楽は想像以上のモノだ。
現に、亀頭の先からは大量の先走り汁があふれ出て彼女の綺麗な手を汚していた。
「ふふふ♪ ただ上下に扱いているだけなのにこの乱れよう・・・流石は童貞・・・ますます私の従者に相応しい」
そんな事には気にもせず、時折違うアクションを加えながら彼の肉棒を扱くアリシュラ。
その表情は、愛おしい者を見る恋した少女のソレであり、目を開けて見ていれば見惚れることだろう。
しかし、今の彼にはそんな余裕もあるはずも無く、猛烈な射精感をギリギリの所で食い止める事が精一杯であった。

「ぁぁ……ぃぃ……もぉぅぅ…もぅ……ィ…キそ…だ……」
弱音とも言える、か細い声が漏れるのと同時に、力の入った身体は腰を浮かせ、後方に向け大きく仰け反った。
透かさずにその腰下に枕を入れ込む、メイドのアリアゾルグ。
上部より両肩を抑え込まれ、起き上がることすらままならなかった。
「くッ・・・」
腰だけを掲げた姿勢の為、智の陰嚢…蟻の門渡り…そして後孔までもがアリシュラの前に曝らけ出される。

「ふふふ♪……男でありながら、何所もかしこも色淡く、このように美しいものだとは……」
アリシュラは目を細め、鼻先をその双玉へと近づける…
そして、ふっくらと形の良い唇を開き、その垂れ下がる片玉を口中にパクリと含んだ…

「あぁ!!」
   喜悦が智の腰を撃った。
     背骨が砕けそうにも感じた。

それでも自分が、男としてどんなに羞恥な恰好を余儀無くされているのかは分かった。
智はアリシュラの頭に両手をあてがい、それを必死に拒んだ。

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