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原始人
官能リレー小説 - その他

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原始人 9

 ジョオはきょろきょろと周りを見回した。
 「ティティは?!」
 「ちょっと出かけてる。もうすぐ戻ってくる…」
 アルがそういい終わらないうちにティティが戻ってきた。出発したときと同じように白い布をまとって。
 「えーっ!ジョオ!」
自分を襲った男がまた現れたことにティティは驚く。
しかし、ジョオはティティには関心がなくなっていた。
ジョオはティティにアルをしばらく貸してくれと提案をする。船がくるまではまだまだ時間がある、ティティは奇妙に思いながらもアルを貸すことを承諾した。
人気の無い海岸にまでつくとジョオは我慢できないと言わんばかりに腰みのを脱ぎ捨てた。
早く勝負がしたいというよりはアルと肉の柱の見せあいをしたいような雰囲気だ。勝負などもはやどうでもいいのかもしれない。
しかし、彼が勝負の結果に関心がないとはいえどちらが勝つのかは予測がつかなかった。恐らくはジョオは白い汁を遠くに飛ばすコツを掴んできている。
男としてジョオに負けるわけにはいかない。例え、ジョオが勝負の結果を重要視してないとしても。
アルは腰みのを脱ぐ前にとりあえず確認をする。
「俺に勝ったらどうするつもりだ?お前の嫁だったマアを返すか?」
 「それは、返してもらうことにXXXXでは無い!」
 アルには、ジョオの言った言い方の一部が分からなかった。
 しかし、勝負に前のめりのジョオに、そこを質問するような雰囲気ではなかった。
 アルは、覚悟を決めて腰みのを取り去った。

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