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原始人
官能リレー小説 - その他

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原始人 43

アルの推理は当たっていた。ギャバーの股間に張り付いたそれは聖なる力を秘めた結晶だった。
そしてその力はアルの予想を大きく上回るものだ。
「あうっ!」
「あああっ!」
ギャバーの股間の結晶が白い光を放つと、二人は同時に声を上げていた。
それは二人にとって未知の感覚だった。快感とは違う…だが、決して不快なものではない。むしろ心地良いとさえ言える。
だが二人が感じているのはそれだけではなく、体の中に新たな力が生まれていく感覚だった。その力はとても暖かく、それでいて力強くもあった。
放たれた白い光にティティも目を覚ます。
「アル!」
ティティがそう叫んだ直後、拡散した光がまとまってアルとギャバーを少しずつ覆い隠していく。
そして光の繭のような状態になった時、それが卑猥に脈打ち始めた。
「これは…」
ティティは自分の変化に驚いていた。先ほどまで彼女を支配していた倦怠感が全く消え去っている。それどころか力が溢れ出てくるようだった。彼女は立ち上がり、光の繭に駆け寄る。
表面は滑らかな手触りでひんやりとしていた。しかし不思議と暖かみを感じる。
すると突然、彼女の脳裏にアルの事が浮かんだ。その瞬間、彼女の体が熱くなる。子宮が疼き出し、乳首が立ち上がってくる。秘裂からは愛液が垂れ、太腿にまで伝い落ちた。
彼女の体は男を求め始めていた。その欲望が理性を打ち砕く。
アルとギャバーが光の繭に包み込まれるという異常事態だというのに、ティティはそれどころではなかった。
船に居る人達にこの事を伝えなければ、という思いよりも太い肉の柱を持つ者と交わりたいという願望の方が遥かに強かった。彼女は我慢出来ずに自分の股間をまさぐる。そこは洪水のように濡れそぼっており、簡単に指を飲み込んだ。
(駄目…アル達をどうにかしないと…)
ティティは我慢出来なかった。指では満足出来ない。彼女の膣を激しく犯してくれる男を求めていた。
だが、今ここにはそんな男は居ない。
(誰か、私を犯して!)
彼女がそう思った瞬間、光の繭に変化が現れた。表面にヒビが入り、中から腕が伸びてくる。その腕には青く透き通った剣を持っていた。
その腕にティティは見覚えがあった。アルの腕だ。
光の繭が完全に破壊され、全裸のアルとギャバーが姿を現す。

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