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原始人
官能リレー小説 - その他

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原始人 39

 アルは再びティティへ挿入していった。ティティもその、これなら子供はできないだろう、ということは理解していた。
 二人は、夜が白み始めるまで、何回も、交わっていった。
 そして、日が昇ったあと、二人で海に入って、その交換した液を洗い流した。
一方その頃、船の中の浴室に居たジョオにも異変は起こっていた。
ジョオは自分を犯した船員の四人を閉じ込めた箱を浴室に持ち込んでいた。彼等は抵抗が出来ないように眠っている間に腕を縛ってある。
「どうやったらこいつら目を覚ますかな…」
箱の中の彼等はまだ目を覚ます様子がなかった。
一方その頃、船長のギャバーだけは何者かの手によって箱から出されて目を覚ましていた。
ギャバーは得たいの知れない巨大な船に乗せられていることに恐怖した。
ギャバーの交易船は大きい。だがこの船はそれよりもはるかに大きく、船体を構成する素材すらも奇妙だった。明らかに今の技術力では絶対に作れないような物だ。
そんな船に閉じ込められている。それも武器どころか腰巻すらも無い状態で。
ギャバーは外を見る。自分達の船が遠くに停まっているのが見えたが、それは先程の村人に包囲されている。村人達は船に興味を持って探索しているだけなのだが、蔓を放つ村人に襲われただけでなく見知らぬ船に閉じ込められたギャバーには自分の船があの村人達に襲撃されて陥落したように見えていた。
「ああ俺の船が…」
アルのやったことは簡単に言えば大量誘拐だ。彼等が村人に危害を加える可能性を考えて、少し冷静になるまで遠ざけているという理由はあるのだが…。
それが誰かがギャバーを解放したせいで少しだけ話が複雑になった。
船から逃げようとしたギャバーはアルとティティに遭遇した。
自らの船を失ったと思っているギャバーは完全に自暴自棄になっていた。余韻に浸っていたティティを捕まえて、逃げ出そうとする。
「止めろ、ティティを離して大人しく船に戻るんだ」
「俺の船ならあんな遠くにあるけどな」
「ここからでは小型船では行けない、この大きな船でなら…」
「あの変な船には戻りたくないね。どうせあの船に戻ったらまた気絶させられるに決まっている」

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