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原始人
官能リレー小説 - その他

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原始人 4


そうやって進むべき方角を見定めて歩くこと約一ヶ月…二人の前にとてつもなく大きな川が現れた。
どのくらい大きいかと言うと、対岸が見えない。
…それは海であった。
しかし二人に“海”という概念が無かったので“とてつもなく大きな川”と認識したのである。
「…川というより、大地がここで終わっているという感じがするなぁ…」
「私たち“地の果て”まで来ちゃったのかも知れないわねぇ…」
二人は海岸線に沿ってしばらく歩いた。
ふと向こうに四〜五人の人影が見えた。
近付いてみると裸の若い女達だった。
みんな良く日に焼けた健康的な裸体を恥ずかしげも無くさらけ出している。
「お前ら、何者だ!?」
「私達はこの先の村の者よ。あんた達こそ何者なの?」
「俺はアル、こっちはティティ。それぞれ故郷を無くして、暖かい土地を目指してここまで来た」
「じゃあ私達の村に来なさいよ」
「案内してくれるか?」
二人は女達に案内されて彼女達の村へと向かった。

その村は海辺にあった。
建ち並んだ家々はアルの村の家よりも大きくて頑丈な造りをしている。
「ずいぶんデカい家だなぁ…あれじゃあバラして運ぶのが大変だろう?」
「バラして運ぶ?なぜ?」
娘達は首を傾げる。
「なぜって…獣を追って移動しなきゃいけないだろう」
「そんな事する必要無いわ。海の恵みは無くならないもの」
「…?」
聞けば村人達は魚や貝や海草を採って暮らしているという。
先祖代々ずっとそうして暮らしているが、糧としている海の生き物達が尽きた事は今まで無かったそうだ。
「食料が尽きない!?ここが楽園か!!」
アルは驚愕した。

村人達は皆よく日焼けした健康的な褐色の肌をしており、男も女も裸に近い格好で暮らしていた。
身にまとう物といえば、せいぜい腰みの程度だ。
若い女達などプルンプルンと揺れる乳を隠そうともしない。
いくら原始時代とはいえ、これにはアルも目のやり場に困った。
彼の生まれ育った地方では女は乳は隠していた。
もちろん更に寒い地方から移住して来たティティの部族もそうだった。
「ねえ、あなたたち、何でそんな暑そうなもの、着ているの?」
 娘の一人が聞いた。
「うーん、俺たちの住んでいたところは寒かったからなあ」
 アルも、今改めて、毛皮が暑く感じた。
「脱ごう」
 アルはそう言って、一気に毛皮を脱ぎ去った。
 この時代には下着はないので、アルは毛皮を脱ぐと何も着ていない状態になった。
「あ、ムラのオキテで、ここは隠すことになってるから、ふふっ」
 娘たちの乳を見て硬くなっていたそこを見て、娘は笑った。
 アルは、あわてて毛皮を腰に巻いた。

「ティティ、あなたは暑くないの?あ、あたしはマア」
「暑い、けど、あなたはずかしくないの?」
「ハズカシイって何?」
「例えば、その、腰に着けているものを、取ったら、はずかしい」
「オキテを破ったら、ってこと?」
「オキテで決まっていなかったらつけないの?」
「うん、オサも、オットも、見てなければ、こんなのつけないよ。じゃま」

「おい、そこの、太陽の髪の女、俺と結婚しないか?」
「私?」

 アルより一回り体の大きな男が近づいてきて、ティティに言った。
「おい、こいつは俺の妻だ」
「このムラでは、何人でも結婚できる」

そう言うと男はティティを抱き寄せ、彼女の毛皮の服に手をかけると一気に剥ぎ取った。
「キャアァァァ〜〜〜ッ!!!?」
「テメェ!何しやがる!?」
「白い肌、デカい乳、たまらん!この村に住んで良いから、この女を俺の妻にくれぇ〜!」
男はティティの大きな乳房を片手で鷲掴みにして揉みしだき、もう片方の手で股を弄った。
「…アッ…アァ…や…やめてぇ…アンッ!?」
甘い声を上げながらビクッビクッと体を震わせるティティ。
とうとうアルはキレた。
「ふざけるな!そんなにティティが欲しけりゃ俺と勝負しろ!」
アルは石槍を男に向けた。
「待たんかぁーっ!!!」
そこへ木の枝を杖にした老人が現れて二人の間に割って入った。
「…アルとか言ったのう、この村には女の取り合いになった時に勝ち負けを決める方法がある。この村のやり方に従って勝負してもらおう」
「なに?…分かった!受けて立とう。それで、その勝負の方法というのは何だ?」
「うむ、その勝負とは…股の棒から出る白い汁を飛ばし合い、より遠くへ飛ばした方が勝ちじゃ!」
「はあぁっ!!?」

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