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原始人
官能リレー小説 - その他

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原始人 30

 アルは隣の部屋に様子を見に行きたい衝動に駆られた。しかし、それは危険な気がするし、ギャバーを女性陣の部屋に置いていくのもまた危険なような気がするし、ギャバーを連れて行くにしてもギャバーが嫌がるだろうし、女性陣だけでここに残るのもまた危険な気がした。
 そのため、アルはその場に座って物音に耳を澄ませた。
「おおぉ!」
船員の男達が次々に悲鳴をあげ始めた。どういうわけかジョオの声だけがしない。
ジョオは無事なのだろうか、悲鳴をあげられない程のダメージを負っているとは思えないが…。
村の男達は蔓をだし終わった、少年の方もすぐに蔓が出なくなる筈である。
 「マア、隣の部屋の様子を見ようと思う。通訳が必要かもだから、来てくれないか?あと、ここのことが分かる、その子も連れてきてくれないか?」
 マアは同意した。少女も目をこすりながら、マアからのお願いに同意したようだった。
アルは恐る恐る隣の部屋を覗いた。
少年達は蔓を放出し終わったらしく、股間を高く突き上げて気絶していた。彼等から出た卑猥な蔓だけが塊になって暴れまわっている。
少年から出た物なので蔓は細く、動きも遅かった。アルでもどうにか出来そうだった。
村で襲われた時の蔓は無害な木に変化した、これも同じ物に変わるのも時間の問題に思えた。
「どうやら蔓自体は大丈夫みたいだ。だが、ここからではジョオ達の姿が見えないぞ」
村の少女が部屋の中に入ってみてはみたいな意味の言葉を言っている。やはり気になるのだろう。
アルはマァ達を自分の背後について歩くように指示をすると、部屋に飛び込んだ。

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