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原始人
官能リレー小説 - その他

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原始人 28

「ティティ達をあいつらと同じ部屋にするわけにもいかないだろう」
「それはそうだけど…」
「それよりも船長のギャバーの動きも気になる、花に捕まってない船員達をひどく気にしているようだが…」
「衰弱した彼等をその場に置き去りには出来ないもんな」
その時、ギャバーのいる部屋からなにか物音がした。そこは本来は村の見張りの男達が居た小屋だ、男達が蔓を放って気絶してしまったので部屋にいる大人は余所者のギャバーだけだ。
「覗いてみよう」
アルが提案をした。
アルは嫌な予感がしてきていた。こちらを追いかけて村にまで入り込んできたギャバーを村の子供と同じ部屋にすべきではなかったのではと後悔した。
確かにギャバーは逃げ遅れた子供を助けてはいた、だからってなにもやらかさないとは言いきれない。
船員の男達の暴走を止めなかっただけでもかなり危険だ。
アルは恐る恐る部屋を覗いた。
ギャバーが複数少年に囲まれている。いや、少年達がギャバーにまとわりついてすらいる。
「なんだかよく見えないが、集団で押さえ込まれているのか?」
「なんだなんだ…」
ジョオも人質の船員も一緒になって覗き込む。
 「………」
 少年たちの発した言葉はこの場の余所者の誰もわからなかった。しかし明確にわかったのは、彼らの下半身から蔓が伸びてきたこと。
 「おい!ギャバーを助けよう!」
 ジョオはそう言うと同時に少年の一人を押しのけ、ギャバーのところへ行こうとする

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