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原始人
官能リレー小説 - その他

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原始人 23

 そこは、もう戦っている状況ではなかった。
 その蔓のようなものは、船員の男たちの尻の穴に次々と入っていた。
 半分くらいの者は逃げようとしているが一度蔓のようなものが入るともう力が抜けてしまうようだった。
 蔓に襲われ、その場に座り込む男たちは、よだれをたらし、だらしない表情になっている。
結果的にはジョオに連れ出された船員の四人はその被害を受けずに助かった、という事になる。
四人は、脱力して座り込む船員を見て「あんな化け物にやられたくはないなぁ」みたいな話をしている。
得たいの知れない化け物にやられるよりかはジョオに捕まった現状の方がマシということらしい。
仲間の船員が次々と挿入されていっているというのに心配どころか気にもしていない四人にジョオは不快感を持つ。
「やっぱりあの船の船員は寄せ集めだったんだな」
「そうみたいだ、あれでよく船が動いたよ」
アルはそんな彼等をしっかりまとめていた船長のギャバーがなんとなく気になって探した。
 きょろきょろ見回しても見当たらいので、アルはジョオを通じてギャバーがどっちに行ったか、座り込んでいる男に聞いた。その男は、どちらかというとムラの方だが少し離れた方向を指差した。
 アル達はその方向に向かった、ゆるやかな上り坂だった。結果としてアル達は、ムラを見下ろす丘の上に来た。

 女たちが呼び戻されたムラからは、キャアキャアという声が幾重にも響いていた。男たちの蔓が女たちに入っている。ここからだと、尻の穴なのか、男の肉の柱が向かう穴なのかは、分からなかった。
 アルは、ティティの姿を探した。
だが、居ないようだった。
とにかくその村はもはや機能していない、壊滅状態にあると思えた。
戦えないので村に集められていた少年達までもが蔓に追いかけ回されているのが見える。そこにギャバーが現れ少年達を助けようとしていた。

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