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爆乳女神とイチャラブ生活
官能リレー小説 - その他

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爆乳女神とイチャラブ生活 10

鉄也がその美女を何気なく見ていると、女はドンドン彼に近付いて来る。
「初めまして・・・貴方が夜刀神鉄也(やよがみてつや)さんで間違い有りませんか?」
美女は鉄也の前に来ると、突然そう尋ねる。
「あ!・・・は!ハイ!!そうですがあの失礼ですがどちら様でしょう?」
美女に突然そう言われた鉄也は、少しだけビビりながらも、そう応える。
「フフフ・・・そうですか・・・わたくし死と眠りの女神セレナと申します。申し訳ございませんが、貴方には少しだけ眠っていてもらいましょう・・・」
「え?」
次の瞬間鉄也は突然の睡魔に襲われ、抗う術も無く眠りに落ちる。
「お休みなさい・・・良き悪夢を・・・」
それが鉄也が最後に聞いた声だった。

「おそーーーーーいっっ!!!」
若い少女特有のソプラノボイスが此処、夜刀神家居間に響き渡る。
日本家屋ゆえに畳が敷かれたこの部屋で、少女ことスバルは胡坐をかいたまま両手を頭上に上げ大声で叫んでいた。
理由は言わずもがな鉄也である。
「まぁ、まぁ、スバルちゃん。 鉄也さんだってたまには一人でのんびりしたい時だって「でもっ!」・・・」
叫ぶ彼女を反対側で、此方は綺麗に正座をしながら読書に勤しんでいたリエラが諭そうとする。
しかし、そんな彼女の諭しもスバルの一声で無言になってしまった。
スバルが叫ぶのも無理は無い。“遅すぎる”のだ。
彼と同居してから今日まで今まで彼が“夜遅くまで”家を空けることなど一度として無いのだから。
「のんびりするのは別にいいわ。 だけどっ!
・・・幾らなんでも遅すぎるわよ・・・」
「スバルちゃん「ふんっ。 これがあの軍神と聖母の異名を持った女神の末路か」あなたは・・・」
「久しいな・・・“聖母”リエラ、“軍神”スバル。
いや、哀れな人間に飼いならされた神界の面汚し共よ」
リエラとスバルが視線を向けると、其処に居たのは昼に鉄也と接触した、褐色の肌の美女だった。
「セ!セレナ!!あなた一体何の用よ!!」
スバルは自らの手に剣を召喚し、彼女に突きつける。
「落ち着いてスバルちゃん!!これは幻影よ!!」
リエラは険悪な様子のスバルを宥める。
「フフフ・・・相変わらず短気だな貴様は・・・それでも、知恵と戦いの女神か?無知と戦いの女神とでも改名したらどうだ?」
「何ですって!!」
「スバルちゃん!!・・・セレナ・・・何故貴女が人間界に居るの?神々は主神オーディン様の許可が無いと人間界には来れないハズよ・・・」
リエラの質問にセレナは、皮肉気な笑みを浮かべる。
「もちろん、偉大なる主神オーディン様の命令に決まっておろう・・・お前たちが、神精の子を孕んだにも関わらず神界に帰還しないので、私がオーディン様の命令で貴様らを連れ戻しに来たのさ!!・・・もっとも、お前たちがあの男のせいで、これ程に堕落していたとは、想いも寄らなかったがね・・・」
セレナはそう言うと、二人の女神に対して侮蔑の表情を浮かべる。

「そ・・・それは・・・」
リエラとスバルは、セレナのその言葉に大きく動揺する。
「まあ良いさ・・・とっとと用件だけ伝えるよ!あんた達の愛する男は、この私が預かった・・・返して欲しければ、明日の十二時にこの場所に来なさい・・・もちろん、その前に下手な事をしたらあの男の命は無いよ!!分かったね!!」
それだけを宣言すると、セレナの幻影は消え、その場には、一枚の地図が残された。
「り・・・リエラ・・・どうしよう・・・」
「落ち着いてスバルちゃん!!・・・ともかく今は、下手に動かない方が良いわ・・・」
リエラは鉄也が攫われたと知って涙目に成る相棒を宥める。
(仕方ないわね・・・普段は強気でも、スバルちゃんは、まだ生まれてから数百年しか経って無いから・・・今回の事は私が何とかしなくちゃ・・・鉄也さん・・・どうか御無事で・・・)




「ん・・・此処は?」
鉄也が深い眠りから目覚めると、其処は見知らぬ場所だった。

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