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“リア充”始めました
官能リレー小説 - その他

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“リア充”始めました 73

持っている竹箒を杖代わりに、これからの事を想像してしまいため息混じりに答える。
「はぁ・・・俺、やり方まったく知らないんだけど・・・」
「大丈夫ですよ。 除夜際の方は、別の神主さんがやってくれる手はずですから」
縁側に腰掛け、お盆に載せられた湯呑を一つ手にとって一口。緑茶独特のほろ苦さと甘味が口に優しく広がっていく。

「へぇ、結構綺麗になったじゃない」
「当たり前でしょ。 私が掃除したのよ? これ位当然じゃない」
「おいおい・・・そこに僕たちの名前は無いのは何でだい?」
「うぅ・・・アスカちゃんの鬼畜外道!」
「キャ、キャロル姉さま・・・さすがにそれは言い過ぎでは? でも、アスカ姉さまの馬鹿!」
所変わって神社の本殿。木で出来た空間は、俺の想像以上に綺麗になっていた。床や柱、神棚に至るまで汚れらしきモノが見当たらない。
予想外の綺麗ぶりに、思わず感想が漏れてしまった。
それに気を良くしたのか、アスカ(こちらも巫女さんスタイル)が胸を張って自慢げに言ってくる。
そんな彼女に恵理やキャロル、麗がブーイングを飛ばしてくるがアスカは何食わぬ顔。
(だが、キャロル・・・幾らなんでもソレは言いすぎだぞ?)
何時もの平常運行な彼女たちを見て、俺と深雪さんは苦笑い。

「んじゃ、残りの仕事をさっさと片しますか」
「「「「「はぁーい!」」」」」
本殿に綺麗にそろった返事が響く。それを合図に、俺たちはまた別々に分かれて仕事に向かった。
「信哉様。もう少し左に寄って下さいますか?」
「あ、ああ、うん。これ位ですか?」
「あ!行き過ぎです・・・もう半歩右に寄って下さいませ」
「は、はい・・・」
(うわっ!深雪さんの太腿モチモチして気持ちイイ・・・い、イカン!神聖な神社の内で何を考えてるんだ俺は!?)
俺は今深雪さんと一緒に本殿の東に在る別宮の煤払いをしている。
神社の天井は意外と高く、手ごろな踏み台を見付けられなかった俺は、深雪さんを肩に背負って(要するに肩車)天井の煤を払ってもらう事にした。
別宮の大きさは本殿の三分の一程度でさほど広くは無かったため、スグに終わるだろうと思いそうしたのだが、俺の頬を締め付ける深雪さんの太腿の感触と、頭頂部で感じる柔らかい乳房の感触にツイツイ不埒な事を考えてしまう。
(うーん・・・やっぱり、本殿か事務所から梯子を持って来るべきだったか・・・深雪さんの乳と太腿の感触でアソコが大きくなったせいか、ダンダン動き辛くなってきた・・・)
「信哉様。今度は少し後ろにバックして下さい」
「はい、了解っす!」
俺は深雪さんの指示通り、慎重なすり足でバックして行く。
「はい、ここで良いで・・キャ!」
「あ!深雪さん!危ない!!」

ドスン!!

倒れこむ瞬間、俺は肩の上でバランスを崩した深雪さんを庇うような形で彼女の下敷きに成った。
「くッ・・・だ、大丈夫ですか深雪さん!!?」
「は、はい。信哉様が庇って下さいましたので・・・」
「ハァ〜よ、良かった・・・」
深雪さんに怪我が無いことに俺は安堵の溜息を漏らす。
「ありがとうございます信哉様・・・ところで信哉様・・・手が当たってますよ?」
「へ?」
俺は深雪さんのその指摘で、ようやく自分の手が何か柔らかくプニプニした物を掴んでいる事に気がついた。
「ご!ごめん!!」
俺は謝罪と同時に急いで深雪さんの胸から手を離す。
だが、淫らな巫女さんにはもう既にスイッチが入ってしまったようだ。
「良いですよ信哉様・・・私の体は信哉様のモノですから・・・信哉様がお望みなら・・・」
深雪さんは、俺の手を握るとその手を自分の胸に押し付ける。
「い、イヤ!ダメですよ深雪さん!一応神様の前ですよ!!」
別に俺は特に信心深い方では無いのだが、さすがに神様の前でエッチするのは余りにも不敬であろうと思う。
(ここら辺は、幼い頃に貴族出身で割と懐古趣味な祖父の教育を受けたせいだろう)
「あら、大丈夫ですよ信哉様。この神社の祭神は恋愛や性愛の神様ですから。愛し合う男女がエッチしてもきっと許して下さいますわ!」
そう言うと深雪さんは恥らいながらもニッコリと可愛らしい微笑を浮かべる。
「それに信哉様のコレはもう元気いっぱいですよ?」
「うわ!い、いや、これはですね」
「くすっ、良いですわ言い訳なんてしなくても・・・それにこれくらい元気でないと私達が困りますもの・・・」
「は?」
「気にしないで下さいませ・・・うふふ、それより、ね?」
深雪さんはぺロリと舌で唇を舐めながら赤い袴の裾をそっと捲り上げる。
すると捲くった赤い袴の隙間から蝋のように白く長い脚が大胆に露出し、俺の理性を一瞬で麻痺させる。

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