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“リア充”始めました
官能リレー小説 - その他

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“リア充”始めました 59

「兄様!今日はありがとうございました!お陰で麗も泳げるようになれました!!」
「イヤ、泳げるように成ったのは俺ではなく麗の努力が有ったからだよ・・・と、いうか多分麗は自分から泳ごうとしなかっただけで、本当は元から泳げたんだよ」
実際それが俺の実感だった。
「違います!前お父様やお母様とプールに来た時は怖くて水に沈む事も出来なかったんです!そんな私が泳げるように成ったのは、やっぱり兄様のお陰です!!」
麗は俺の顔を真っ直ぐに見ながら力強くそう言う。
「覚えていますか兄様?麗が海で溺れたあの日の事を・・・」
「ああ、覚えてるよ」
それはもう十年近くも前の事だった。
俺はその日祖父の招待で祖父が所有する南の島に滞在していた。
その島には俺以外にも祖父の友人とその家族が招待されており、その中に麗とその家族も居た。
「あの時兄様が助けて下さらなかったら、麗は死んでいました・・・」
「オーバーな・・・」
その時島に招待された人々の中で、子供は俺と麗だけだった為、俺と麗は二人で島のプライベートビーチで二人だけであそんでいた。
もちろん、監視役の使用人も居たのだが、監視役がちょっと目を離した隙に俺と麗は、海に泳ぎ出してしまい、そして麗が溺れてしまったのだ。
「オーバーではありません!兄様に助けていただいたあの時。私は兄様に命を助けていただいたお礼に、兄様のお嫁さんになるって決めたんです!!」
そう言って麗は嬉しそうに笑う。
(いや・・・あれって確か嫌がる麗を俺が強引に海の中に連れて行ったのが麗が溺れた原因だったような・・・)
俺は心の中で突っ込みを入れる。
「今日ももし溺れても、兄様が居ればすぐ助けて下さると信じていたから泳げたんです!!ですから私が泳げるように成ったのは全て兄様のお陰なんです!!」
「そ、そう・・・」
俺から見ると麗が泳げなくなった原因も俺なのだから、差し引きゼロのような気がするのだが、まあせっかく感謝してくれているのに要らぬ突込みを入れるのは野暮というモノだろう。
「だから兄様・・・私を抱いてください!」
「・・・・・・・」
世界から一切の音が消えた。比喩でも冗談でもなく、文字通り俺の世界から音という音が消えてしまったのだ。
その原因が目の前にいる銀髪ロリお嬢様。今だ此方に満面の笑みを浮かべていらっしゃるが、こっちは貴女の所為で混乱の真っ只中だ。
(え、何? 抱いて? は? ギュッとすればいいの? えぇ? ・・・・)
高速で行き交う言葉の羅列。何が何やら理解できず、エラーをきたしている。
「え、えぇ・・・っと? 麗・・・さん?」
何とか口から言葉を出す事が出来たが、出てきた言葉は言った俺でも分かるぐらい動揺している。
きっと鏡でもあれば、硬直して引きつっている自分の顔を拝む事が出来るのだろうが、それをする勇気は今はない。
「はい! 何でしょうか、兄様♪」
返ってきた嬉しさ満載の彼女の声、ニコニコと見る者全てを微笑ませてしまう天使の笑みを浮かべている。
「あの・・・抱いてって・・・意味は一体?」
「えっ?! そ、それは・・・その、んんっと・・・・・・」

(顔を赤くさせてモジモジするなぁぁぁぁぁッッッ!!!!)

俺、心の中での大絶叫。

「おい、麗! 此処が何処だか分かってるよな? イヤ、分かってくれ!」
「はい! 兄様の伯父様が造られた新しいプール施設ですよね。 それに、今日は貸切なので問題なしです♪」
ダメだ、会話が成立していない。
すでに彼女はその気になっているのか、頬が赤くなっており、目も若干トロンとしている。
今日が貸切と知ってか、身につけている水着は学校指定の紺のスク水。水に浸かった事で幼いボディラインが浮かび上がっていた。
触ればサラサラとした感触の銀の髪も、水に浸かった事で艶やかな光の光沢を生んでおり、彼女の表情と相まってとても背徳的な雰囲気をかもし出している。
「・・・・ッ」
思わず生唾を飲み込んでしまう。何時もなら、此処でガバッと襲ってしまいたい所だが、生憎今居る場所は公共の施設。
いくら貸切でも一般知識を持つ俺としては、どうしても後一歩が踏み出せない。だが、
「・・・良し。 麗、こっちに・・・」
「はい。 兄様♪」
周囲を2、3見回して周りに従業員がいない事を確認した俺は、彼女の手を取りその場を離れる。
麗も俺の思惑に気づいたようで、素直に従ってくれた。

幾ら理性で抑えようと、野郎の煩悩は抑えられないのだ。



「んく、んぐ、ちゅぱ、ちゅぱ・・・はあぁぁ、どうですか兄様?麗のご奉仕気持ちイイですかぁ?」
「ああ、麗の口の中、すっごく気持ちイイよ・・・」
プール特有の湿った空気に包まれながら、俺は少女のフェラチオ奉仕を味わう。
「ありがとうございます兄様!もっと気持ち良く成って下さいませ!むぐ、んぐ、んぐ、んぐう、んん、ちゅぱ」
学校指定のスクール水着を着ている麗は、童顔と小柄な体格も相まって実年齢よりも数歳幼く見える。
そんな少女が股の間に跪き、その小さな唇に猛る勃起を懸命に口に含んでいる姿は、背徳的で俺の肉棒はさらに大きく勃起してしまう。
「むぐ、んぐ、ちゅぱ、じゅぱ・・コホ、ゲホ」
麗は俺の自慢の肉棒に健気なほど熱心にフェラチオ奉仕を行ってくれるが、やはりサイズ的に彼女の唇に俺の太く長い肉棒を入れるのは少し辛そうに見える。

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