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“リア充”始めました
官能リレー小説 - その他

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“リア充”始めました 35

二人とも身体じゅういたるところに精液がこびり付いており、それだけで俺の性欲がどれだけ溜まっていたのかが良く分かる。
しかし、それだけシたのに関わらず俺の肉棒はまだ健在に天を指している。
(俺ってもしかしてかなりの絶倫?)
立ったまま、己の肉棒を見ながらそんな事を思う俺は多分今更だろう。
「んちゅ、ちゅる・・・あむ、んん、んふっ、えろれろ・・・ちゅちゅ〜・・・っぱぁ! ご主人様ぁ・・・綺麗になりましたぁ♪」
「麗も頑張りましたから、頭ナデナデして欲しいです」
下では、俺の肉棒を挟むように並んだ二人が此方を見上げ顔をトロンとさせてた。それだけでも、欲情してしまうのだが、そろそろ帰らないと“あの人”が夜叉化してしまうだろう。

そんなのは死んでも御免だ。

「ありがとう二人とも、そろそろ時間だし着替えて帰ろう。 でなきゃ・・・深雪さんが夜叉になっちゃうよ?」
「「っ?!! 今すぐ着替えてきますっ!!」」
さっきまでトロンとしていた表情が一瞬で恐怖のモノへと変わっていた。鳳凰院深雪、我が悠木家の中で絶対に怒らせてはいけない超危険人物である。



「た、ただいま〜」
「ただいまですっ」
「ただいま帰りましたっ」
あの後、最早神速と言ってもいいほど速さで精液を落とし着替えを済ませたキャロルと麗を引き連れて、俺達はダッシュで家へと帰宅した。
おかげで、三者三様に声が上ずっている。
「あ〜、お帰り。 どうしたの? やけに遅いじゃない」
二階から降りてきたアスカ(ピンクのパジャマ着用)が俺達を見ながら不思議そうに言ってくる。
現在の時刻は17:45、そんな時間にパジャマを着ている彼女にツッコミの一つも上げたかったが、全力で走ってきた俺達にはそんな余力などあるわけがない。
「あ、あぁ〜・・・ちょっと、出し物の片付けを手伝っててさそれで遅れたんだよ」
「ふ〜ん・・・まぁ、いいけど。 着替えちゃったら? そろそろ夕飯だし、そのままじゃ、深雪さん怒るわよ?」
何故か疑いの目で見られたが、直ぐに背を向け階段を上がり姿を消していった。
玄関に何故だか重苦しい空気が漂う。

「着替えに行こうか・・・」
「「えぇ(はい)・・・」」
突っ立っているまま、ポツリと呟く俺の声に二人は若干沈んだ口調で返してくれた。

「はいっ、出来ました♪ 今夜は、文化際を頑張った事を称して焼肉パーティーです!」
「「「「「おぉーーっっ!!」」」」」
テーブルに並べられた大皿の肉と野菜、そして中央に置かれたプレートには油が敷かれており既に準備は完了している。
テーブルには着替えを済ませた俺を含め四人の美少女たちがそれぞれ好みの寝巻きを着用していて、俺にとってはある意味眼福だ。
しかし、そんな事は健全な高校生の食欲の前には無いに等しく。準備をしていた深雪さんも始めとする四人も、目がギラギラと輝いている。

此処に、「第一回 焼肉争奪戦」なる戦争(誤字にあらず)が慎ましくも盛大に幕を上げた。

「ふ〜食った!食った!げっぷ・・・何だか少し食べすぎたかな?」
俺は食事の後何時もの様に一番風呂に浸かっている。
この家では大体において俺が最初湯に入るという事に成って居る。俺自身はさして拘りは無いのだが、深雪さんが妻が夫よりも先に風呂に入るなど、良妻賢母たるべき大和撫子の恥であると、強固に主張した為だ。
「信哉様・・・湯加減は如何でしょうか?」
「ああ・・・良い湯だよ深雪さん!!」
「フフフ・・・ありがとうございます!何でしたら初めての夜のようにお背中もお流ししましょうか?」
「いや!悪いけどそれやると長風呂に成っちゃうから!」
「そう・・・残念ですわ・・・」
最初の頃は俺が風呂に入ると誰かしら、背中を流すを名目にエッチをしようと押しかけて来た為、現在では風呂場に鍵をかけ、入浴中は誰も入れないようにしているのだ。
「所で信哉様・・・実はわたくし、明日はクラスでは無く茶道部の方のお手伝いをしようと思っておりますの。よろしければ、信哉様も一度訪ねて来て下さいませんか?」
茶道の免許を持っている深雪さんは、現在茶道部の顧問の先生に頼まれて、茶道部に籍を置いている。
それだけでは無く、師範が居ない時は、師範の代わりに生徒の指導まで行っているという。
「うん!良いよ!今日はクラスの出し物担当だったけど、明日は一日暇だし!」
「ありがとうございます信哉様!では明日の五時ごろ茶道部の茶室に来てくださいませ!御持て成しさせていただきますわ!!」
「うん!」
「では、お着替えとタオルを此処に置いておきますわね!」
「うん!ありがとう深雪さん!!」

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