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催眠孕ませマンション
官能リレー小説 - その他

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催眠孕ませマンション 72

のだが……
(よもや病院では効果がないとはなぁ……)
僕の催眠術は大島家の座敷わらし(アキ)の力が無いと無理であり、アキの力は限定的なのだ。
アキの力でかけれる催眠は
認識変化(姿をみせなくしたり、見えている人が別人にしたり)
常識変化(服を部屋では脱ぐのが常識、管理人さんに〇〇は常識)
心情変化(〇〇が大好きになる。〇〇が大嫌いになる)
の3つが主であり、行動変化(〇〇を強引に行わせる)はほとんど使えない。
そして心情変化はかなり永続性があり、認識変化もアキの近く(ゆうみの近く)にいれば使用可能だが
常識変化は大島の家(マンション&フィットネスクラブ)以外ではホンの少しずらす程度しかできない。
(身体測定の測定内容の追加や写真撮影など)
そのため、このマンション内で未婚の女性を孕ませることは可能だが、いざ産むという時になって常識変化が外れてしまえば……

そのため躊躇しているのだ、かといって初期催眠のご主人様〜を外すのも一苦労であるため。
今こんな問題が起きている。
そう思っていると
「篤志さん、聞いてます?」
菊池さんに声を掛けられた。
「あっ、すいません。ちょっと考え事してました...。」
「あら、そう。で、用件は分かりました?」
「はい。でも、もうちょっと待ってください!最近、忙しいので...。」
「そう。分かったわ。でも、早くしてくださいね。娘たち、痺れを切らしてますので...。」
「それに……あの娘達が……しないと私も」
菊池さんは最後にボソボソと何か言ってたが僕にはよく聞こえなかった。
「あ、ごめんなさい。もうこんな時間だわ。いかなきゃ」
菊池さんはそう言って席を立ち服を着はじめる。
「ああ、すいません飲み物も用意できなくって……」
僕は慌てて着替えていく菊池さんに声をかける。
「紅茶、忘れてたわ。また来るときは是非淹れてくださいね」
そんなことを言いつつ彼女はパンツを履いて、ブラを付け、スカートをと次々と着替えてあっという間に着替えてしまった。
「じゃ、よろしくお願いしますね」
バタンそんな音を立ててドアが閉まる。

「やれやれ、嵐みたいな状態だったなぁ。ってもうこんな時間か。用意しないと……」

そう言って僕は部屋にあるクローゼットから滅多に着ないワイシャツとネクタイを取り出した……。
2年目五月某日 昼過ぎ

僕はある人物達を待つため部屋から出てエントランス付近を掃除していた。
すると
「あ、管理人さん〜」
そう言って外から声がかかる。
渡辺さんの声だ。
よく見ると後ろに島崎さん、横山さんもいる。
彼女たちは604号室で共同生活をしている菊池レディースクリニックの看護士たちだ。
外とエントランスを仕切っている大きなドアを開いて渡辺さんは僕に抱きついてくる。
「わ〜い、ご、管理人さんに会えるなんて残業したけどラッキー」
「っととと。あら、忙しかったんですね」
僕は彼女の抱きつきを支えながら後ろの二人をみる。
確かに少々二人はねむそうな顔をしている。
「なにかあったんですか?急な出産とか?」
「ええ、高橋さんと中川さん。二人共ほぼ同時に産気づちゃって……。母先生が席を外していたし。中川さんの方が逆子で……」
と横山さんが答える。
母先生とは菊池麗子先生の事だ。
恐らく彼女が僕の部屋に来る前後に産気づいたのだろう……。
「それで?大丈夫だったんですか?」
「ええ、まぁ逆子の方が問題なく。でも今度は高橋さんの娘が息してなかったりで……、もう落ち着きましたけどね……」
と少しため息をつく横山さん。

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