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催眠孕ませマンション
官能リレー小説 - その他

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催眠孕ませマンション 35

「そう、怖い目をしないでくれ。二人とも。ああでもしないとらちが明かなかったからな」
黒服は僕とゆうみの目におどけるように謝った。
「もう。源一郎さん無茶苦茶です!!あっちゃんが倒れた時私どうしようかと……それになんですか奥様って……」
そういってゆうみはその黒服、源一郎に怒った。
「ああいえば、そこの君が怒るかなとな」
「も、もぅ。私はまだ奥様じゃないですよ!!」

源一郎?
僕はその名前に引っかかりを覚え、二人の会話を聞いていなかった。
「あ、ああ、源一郎って!!」
そう、源一郎とはゆうみに聞いた婚約者の名前だ。
「おや、覚えていたのか。そう私がゆうみの婚約者の源一郎だ」
そういって彼は僕に握手を求めようと手を出す。
僕はその手をにぎることが出来ずプルプルと震えていた。
「おや、自分の好きな女性を奪った男とは握手できないか?、まぁ判らんでもない。だが……」
「べ、別にそんなわけじゃ……」
僕は図星を突かれ答えることが出来なかった。

コンコン
ドアをノックする音がする。
「入れ!」
源一郎が声を出す。
「失礼します。結果が出ました。やはりこの方の方が……」
入ってきた女性は源一郎にA4のファイルを差し出した。

源一郎は僕とそのファイルを較べるようにみながらその報告書を読む。
「やれやれ、直系より傍流に……これはもう俺は明らかなピエロだな」
彼、源一郎はそういいつつも怒っているわけでもなく、観念したわけでもない顔で僕とゆうみを見た。
「よろこべ、少年。いや篤志といったか。ゆうみは君のものだ」
源一郎はそう言った。
(僕のもの?え?)
僕は意味がわからずゆうみの方を見る。
するとゆうみは
「ほ、本当!?、じゃ、じゃあ」
と言ってゆうみは源一郎に言う。
「お前の一目惚れという奴には驚くよ。これはもう遺伝子いや魂が引き合わせたんじゃないのか?」
そう言って源一郎は笑う。
「じゃあな。後はお前らに任せる。ゆうみ、今日中にしろよ」
そう言って源一郎は入ってきた秘書の女性と共に部屋を出て行った。

バタン
そう言って源一郎が出て行った後部屋には僕とゆうみの二人が残された。
ゆうみはさっきからずっと俯いている。
「え、えと……ゆうみ?」
僕は間がもたなくなりゆうみに話しかける。
「あ、あっちゃん。あのね。あのね、わ、私の……」
そういいながら彼女は顔を上げて僕の方を見ようとしてまた俯く。

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