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強制結婚制度
官能リレー小説 - その他

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強制結婚制度 31

だが 今日は、違った。
達馬が、体の調子が悪いというので、美緒菜だけで 学校に行った。
「そうね、やっぱり私達全員と毎日だと少しづつ疲労が溜まってしまうのね。
これからは日にちを決めて達馬くんの休息日を決めなきゃね。」
「すいません…志穂さん、大学行く前に面倒を起こしまして。」
「いいわよ、私も講義が終わり次第直ぐに帰って来るからね、じゃ行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
志穂は後ろ髪引かれる思いで大学に向かった。
「まっいいや、今日はじっくり休養してその後の旅行に備えよう。」
達馬はそう言いきかすと目をつぶり眠りについた。

“ぷにゅ…”

数時間後柔らかい感触で達馬は目覚めた。
その感触……よく覚えのある感触に目を開ける。
目の前には豊かな膨らみ、そしてその上を見上げると珠希……それもとんでもなく不機嫌な珠希だった。

……こうなったのは数時間前に遡る。
美緒菜から達馬の休みを聞かされた珠希は明らかに不機嫌だった。
感情の起伏が激しい珠希の機嫌がコロコロ変わる事は珍しくない。自分に断りもなく休み、その理由がエッチし過ぎて過労……珠希にとっては怒るには十分な理由だった。
朝から不機嫌だった珠希……考えれば考える程、機嫌は悪くなり、ハッと自分が達馬の事ばかり考えてる事に気づき、更に機嫌は悪化していた。

そんな悪化する機嫌の導火線に、盛大に火を点けたのは美緒菜の一言だった。
昼休み、ここぞとばかりに達馬の文句を並べ立て、学校を休んだ事をなじる珠希に、美緒菜が『それって……ノロケ?』
と冷ややかにツッコまれたのだ。
端から見れば、達馬の事好きなのに強情張ってる……そう見えるのであるから美緒菜のツッコミも致し方ないのだが、それは本人にとっては一番言われたく無い言葉だった。

無自覚の深層心理に直撃した言葉に、当然の如く珠希はブチ切れ、美緒菜に怒鳴り回すと『旦那の看病に帰る』と教師に言い残して家に帰ったのだ。
どうして家に帰る心理になったか……当の本人ですら分からない行動であった。

そんなブチ切れ状態で家に帰った珠希……帰ってみると、幸せそうな表情で眠る達馬にキレかける。
今の珠希……どんな些細な事でも怒りの対象らしい……
コメカミをひくつかせながらも、はだけたシーツをかけてやろうとした所までは理性があったが……達馬の勃起した股間(単なる生理現象です)に珠希の怒りはついに爆発したのだ。

(……達馬っ!……余所の女とシテる夢見てるっ!!)
ブチ切れた珠希……何故、達馬の夢に出て来るのが余所の女で、志穂や美緒菜では無いのか?
それは本人が無自覚に持つ嫉妬心なのであるが、当の珠希には気付く由もない。

幸せに眠る達馬を睨みつける珠希は……何を思ったのか服を脱ぎ始めた。
(なによっ!……エッチし過ぎて学校休んだくせに浮気だなんて!……こうなったら搾りつくしてやるわっ!!……)
哀れと言うか何と言うか……珠希の理不尽な怒りで達馬は襲われる羽目となったのだ。


……と、言う訳で珠希に覆い被されている達馬。因みに服はきっちりと脱がされている。
「……あのぉ……珠希ぃ……」
「喋るなっ、浮気者!!」
珠希の凄い剣幕に達馬は何も言えなかった。
「だいたいねっ、妻を満足させないでぶっ倒れるなんて旦那失格よっ!……その上、夢の中で美女とお楽しみ?……アソコおっ立てて……重ね重ね最低ねっ!!」
何の事か理解できずに混乱する達馬。珠希は達馬を睨みながら、秘所に達馬のモノを飲み込む。
「覚悟してなさいよ……アンタなんか、やっぱ最低よ!」
珠希は理不尽に怒りながらも腰を動かし始めたのだ。

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