PiPi's World 投稿小説

強制結婚制度
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 40
 42
の最後へ

強制結婚制度 42

そして美緒菜と付き添いで達馬が病院の分娩室に入って行った。
「美緒菜…大丈夫だよね…」
珠希が言うが志穂や自分達の両親はただ祈っているだけであった。
すると達馬の母親が珠希の肩を軽く叩き、
「大丈夫だって、美緒菜ちゃんはきちんと準備してきたもの、安産間違いなしよ!そして珠希ちゃんや志穂ちゃんもよ」
と珠希を慰める、そして珠希が「ありがとう、お義母さん…」と優しく答えた。達馬と志穂達の両親達は実の子供と同様いやそれ以上に結婚相手に優しくそしてたまに厳しく接していた。
その為いつしか実の両親以上に慕っていた。
そして二人か分娩室に入って数時間が経った時、達馬が分娩室から出て来た、みんなが詰め寄ると
「大丈夫です、美緒菜は三人の可愛い娘を無事に産んでくれました」
と嬉しそうにみんなに答えた。
皆は安堵の声をあげ志穂達の両親は達馬の両手を握り「ありがとう、達馬くん」と嬉しそうに礼を言った。
そして暫く経って皆が美緒菜と面会出来た時みんなが心からの笑顔を浮かべていた。


こうして美緒菜の出産を終えると五日後には珠希が男の双子を更に十日後には志穂が女の双子を産んだ。
達馬はその度に付き添いをして励ました。
そしてそんな達馬を見て志穂達は夫として産んだ子供の父親としてなにより男として更に好きになっていった。


そして志穂も退院したある日両親達も加えて家族全員が写真スタジオに集まっていた。
「ねぇ〜やっぱり美緒菜が産んだ“茜”“葵”“碧”が可愛いでしょ」と美緒菜が達馬に迫ると志穂が負けじと
「美緒菜の子供もいいけど私の“真希”“美貴”も捨て難いでしょ」と達馬に同意を求める。
その脇では珠希が冷静に
「まぁ〜あたしは“京一”“京太”が達馬の良いところだけ受け継いでくれればいいわよ」
と三人で唯一男の子を産んだ余裕を見せる。
そんな三人を見つめる達馬は少し困惑気味な表情で溜息をつく、すると
「達馬くん!」「達馬!」「達馬さん!」
志穂達がセットの前て大声で呼んだ。
達馬は「はぁ〜い」とみんなの輪に加わる、そして全員がカメラの前で姿勢を正すと「はい、撮りますよ」とカメラマンが言いそして撮った瞬間赤ちゃん達が泣き出し、慌てる達馬達がいた。

こうして新たな達馬達の生活が始まった。


そう言う訳で達馬達も一区切りをつけ新たな生活を始める、この物語もまた一区切りをつけさせてもらいます。
しかし、この制度には他にもたくさんの夫婦の物語があるのでそれはまたいつか語る事もあるでしょう。
その時まで、また…


強制結婚制度
END


,
の最初へ
 40
 42
の最後へ

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す