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強制結婚制度
官能リレー小説 - その他

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強制結婚制度 4

達馬が、ベッドで、横になっていると、部屋の戸が、叩かれた、返事をして、戸を開けると、そこには、ネグリジェを着た、志穂が、立っていた。
「あの〜、達馬さんが、良ければ、今晩、一緒に寝ませんか?」
一瞬思考がストップし、沈黙に包まれる。
「あの・・・やっぱりいやですか?」
沈黙を拒否と受け取ったのか悲しそうな顔でたずねてくる。
「いやいや、そんなことないですよ!でも・・・オレのこと嫌いじゃなかったんですか?」
珠希の発言で女ったらしだと誤解されてるとばかり思っていたが。
「いえ・・・さっきのお話を聞く限りでは、実は優しい方なんじゃないかと思いまして。あの子も頑固なところがありますから。そのうち疑いも晴れるでしょう。美緒菜も警戒しているだけです。」
とりあえず誤解されていなくて一安心だ。
「それで、その・・・明後日には抱かれることになるんですけど、いくら夫婦でもいきなりというのはちょっと・・・ですから、一緒に寝て達馬くんのことが少しでもわかればと思って・・・」

そう言う志穂だが……ネグリジェからうっすらと下着が透けて見え、豊かすぎる乳房やスタイル抜群の肢体もよく見えた。
達馬も健康的な男の子である訳だから、こんな美人のセクシーな姿には反応するが、如何せん彼には女性経験が無く、視線の行き場を失った目をキョロキョロさせる事しかできなかった。
「ごめんなさいね……妹達もまだ戸惑っているから……これから一生一緒と言っても簡単に割り切れないのよ」
すまなそうにそう言いながら志穂は、ベットに腰掛けて微笑みを見せる。
表情からは緊張が見られたが、そこは一番の年長者……何とかこの家庭の融和を図ろうとの努力が見えた。
「はい、分かってますよ……自分だって戸惑ってますから」
正直な達馬の言葉は、誠実さを志穂に感じさせる。別に達馬もこんな悪い雰囲気で毎日を過ごすのは御免であった。
「別にこの事で2人を恨んだり、乱暴したりする気はありませんから……できれば、楽しく過ごしたいんですけど……暫くは難しいかな……」

ドアの向こう側では、珠希と美緒菜が、志穂が、達馬の部屋に、入って行くのにきずき、ドアの前で、聞き耳をたてていたのだ。そんな、達馬の思いを聞いて、珠希と美緒菜は、少し考えを変えた。
少なくとも噂で聞いたような人じゃないらしいし、思っているほど嫌なヤツでもないらしい。美緒菜は姉から聞いていたよりもいい人だと認識を改め、少しは仲良くしようと考えた。しかし、珠希は今までのことあるのでまだためらいはあった。

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