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強制結婚制度
官能リレー小説 - その他

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強制結婚制度 23

「ねぇ、達馬さんと志穂姉さん何の事を話をしているの。」
と話に割り込む、すると志穂が、
「到着してからの行動を話し合ってたの、美緒菜は到着したら二時に四人で遅い昼食を取るから、それまでの間達馬さんと二人で行動するのよ。」
すると美緒菜は万遍の笑顔を見せ「うん、わかった。」と言った。

こうして乗り気の無い珠希を含めた四人で目的地に向かった。
その間も俯き加減の珠希と期待に胸躍らせている美緒菜の間で苦労している達馬と志穂がいた。

こうして目的地に到着すると予定通りに二組に分かれて行動を始めた。

「さてと、どこから見て回ろうか?」
ここは最近オープンしたばかりの大型アウトレットモールだ。日用雑貨から家電まで一通りはそろえられる。

「ねぇ〜達馬さん次は何処に行く。」
「うん、そうだな…」
達馬と完全にデート気分の美緒菜が歩いている。
達馬の手には既にいくつかの買い物袋を持っていた。
勿論、全て美緒菜の物であり達馬は既にお疲れモードに入っていた。
「あっ美緒菜ちゃん、あそこにアイスクリームが売っているからそこのベンチで一緒に食べよ。」
「うん!いいよ、私はバニラとイチゴね。」
そう言うと美緒菜は二人用のベンチに座り、達馬はアイスクリームを買いに店に向かった。
店は小さくバイトの少年が一人で切り盛りしていた。
「いらっしゃいませ、何にしましょうか。」
「バニラとイチゴの二段アイスとコーヒーをお願いします。」
少年は少々ぎこちないながら丁寧にアイスをコーンにのせる。そして
「お待ちどうさまです、アイス二つになります。」
少年は達馬にアイスを渡すと、後ろから
「達馬さ〜ん、早〜く」と美緒菜の声がした。
「あっ…」美緒菜の姿を見た少年は声をあげた。
達馬は「どうしました…」と声をかける。
「いえその娘、最近まで付き合ってた彼女に似ていたので…」
「そうなんですか…」と達馬はうなづくとアイスの代金を渡し店を離れた。
「ありがとうございました。」
後ろから少年の大きな声がした。
それがその後の騒動の第一歩とは達馬達や少年は思いもしなかった。
達馬と美緒菜はしばらくベンチで休憩した後、再びモール内をまわり始めた。

その頃、志穂と珠希はモール内で買い物した後、喫茶店で休憩をしていた。

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