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強制結婚制度
官能リレー小説 - その他

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強制結婚制度 22

珠希の言葉に美緒菜もようやく目覚める。
「…おはよ〜う…達馬さん…あっ珠希姉ちゃんもおはよう。」
「おはよう珠希に美緒菜…」
二人が挨拶をすると珠希が、「おはよ!それより二人でソファーで寝て風邪ひかないでよね。それに達馬のあそこ何とかしてよね!」と言うと、
ぷいと横を向き「お姉さんから聞いたけど今日は出かけるのでしょう、二人とも支度を始めたら。」と言ってリビングを出た。
達馬と美緒菜は達馬の股間を見て顔を真っ赤にして照れると同時に、美緒菜は達馬の反応を見てさらに達馬の事を好きになっていった。
「あはは…そういえば美緒菜はなんでソファーにいるの?」

二人はそれぞれ自室に戻り、軽く身支度を整え、朝食をとりに向かう。ダイニングにはすでに朝食が用意されていた。
「おはよう、達馬くん、美緒菜」
志穂がキッチンから顔を出して二人に挨拶をする。
「おはようございます。志穂さんはもう食べたんですか?」
二人は席に着き、朝食に手を伸ばしながら訊ねた。
「そういうわけではないんですけど。準備の最中に味見していたらおなかいっぱいになってしまって・・・」
少し恥ずかしそうにはにかんでいる。そんな志穂にパンをかじりながら美緒菜が訊ねる。
「味見って何の?」
「お弁当よ。あそこは公園もあるでしょう?折角だからみんなでお弁当を食べようと思って」
「ねぇ志穂姉ちゃんお弁当を見せてよ。」
「あっ俺も見たい。」
二人にせがまれて志穂は仕方なく弁当の中身を見せた。
「わぁ…美味しそうですね。」
達馬に褒められ照れながらも嬉しそうな表情の志穂。
その表情を見た美緒菜は、
「美味しそう…だけどまだ育ち盛りの私と、毎晩私達と付き添わなければならない達馬さんの分が足らないわ。」
と言うと美緒菜はキッチンに入り「これから余り物で私と達馬さんの分、プラスしておくからね。」と言って弁当を作り始めた。
達馬と志穂は美緒菜のばればれのやきもちに微笑むのだった。
すると志穂が達馬に相談を始める。
「ところで達馬くん、珠希の事でなんですけど。」
「何ですが志穂さん。」
「私と珠希の二人きりで話し合いをしたいの、午後二時に四人で遅い昼食するからそれまでの間達馬さんは美緒菜と二人で行動してほしいの。」
「いいですけど…」
「ありがとう、達馬さんや今の美緒菜と一緒だと多分珠希は本当の事を語らないと思うから。」
「わかりました、じゃ四人での行動は二時以降と言う事で。」
「わかったわ。」
と二人が相談しているとキッチンから美緒菜が出て来て会話に割り込んできた。

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